ロードス島攻防記 塩野七生
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「ロードス島攻防記」(塩野七生)、書評

 筆者である塩野七生さんは「ルネサンスの女たち」でデビューし、「ローマ人の物語」などの著作で知られる歴史小説家である。

 非常に長い期間、イタリアに住んでおられる関係で、イタリアの歴史に非常に造詣が深い。

 本書は、十六世紀の大帝国オスマントルコと聖ヨハネ騎士団との戦いを描いた戦記物語。

 もちろん史実である。

 西洋の名前は覚えにくくて読み終わるのにかなり時間がかかってしまった。

 イスラム教徒に対するキリスト教最前線部隊として十字軍以来、約200年活躍してきた聖ヨハネ騎士団。と聖ヨハネ騎士団が要塞を築くロードス島。

 オスマントルコにとって、ロードス島は目の上のたんこぶだった。

 本書は、オスマントルコがロードス島への侵略を決意し、ロードス島を攻略するまでの過程、それぞれの陣営の心理が描かれている。

 大帝国オスマントルコと聖ヨハネ騎士団。どちらに味方するでもなく、中立の立場で書かれているのが、良い印象であった。

 例えば、聖ヨハネ騎士団の実際にやっていたことは、イスラム教徒の船に対する海賊行為などが多かったようだ。

 基本的に、この作品は「レパントの海戦」「ロードス島攻防記」「コンスタンティノープルの陥落」という三部作の一冊らしいので、他の書籍も読んでからでないと本当のおもしろさは分からないのかも知れない。

 ちなみに、いわゆる「ロードス島戦記」と関係あるのかと思ったのだけれど、調べた限り、ロードス島戦記はファンタジーらしい。

 ロードス島戦記はまだ読んだことがないのだけれど、つまり、まったく別の物語だということのようである。

 2003年12月29日追記:ロードス島戦記読了。これはこれでおもしろい。

ロードス島攻防記 塩野七生

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内容(「BOOK」データベースより)
イスラム世界に対してキリスト教世界の最前線に位置するロードス島。コンスタンティノープルを陥落させ、巨大な帝国を形成しつつ西進を目指すオスマン・トルコにとっては、この島は喉元のトゲのような存在だった。1522年、大帝スレイマン1世はついに自ら陣頭指揮を取ってロードス島攻略戦を開始した―。島を守る聖ヨハネ騎士団との5ヶ月にわたる壮烈な攻防を描く歴史絵巻第2弾。

  
 
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