博士号取得への道のり

博士号取得への道のり

本文書は、博士号取得を目指されている方、目指される予定の方、そもそも博士号とは何なのかを知りたい方などを対象に書かれています。

 
 
●トップページ
 
●研究員紹介
●研究所規則
●著作権・免責・リンク
●掲示板
●アクセス解析
●お問い合わせ
●更新情報
 
仕事関連

▼お仕事のご依頼

執筆、取材、講演のお問い合わせはこちらからお願いします。

▼広告のご依頼

MM-Labo.com内への広告のご希望はこちらからお願いします。

サーチ


サイト内を検索
WWW全体を検索

Powered By Google


私が博士課程で学んだもの

 私の博士課程生活のうち、研究生活を一言で言えば、

 ”論文を投稿(Submit)しては、不採録になる(Rejectされる)

 ことの繰り返しだったといえるでしょう。

 お前のやっていることにはまるで価値がない

 という意味のことを(直接的、婉曲的には別として)言われたことは一度や二度ではありません。

 まったく自慢になりませんが、うちの研究室で、私は断トツのReject回数を誇ります。

 そして、いよいよ自慢になりませんが、今でも、ぶっちぎりで研究室のReject王です。

 (今、まさに書いている、この文章も、Rejectを受けた翌日の朝に書いています。)

 投稿した論文のすべてが出版されていたら、私の業績はさぞや輝かしいものになっていたことでしょう。

 論文業績を見ると、私の査読つき論文の業績が、2005年以降に集中しているのが分かります。

 私の博士後期課程の入学は2003年4月です。

 2005年以前に出版しなかったのはなぜなのか。

 それは決して私が論文を投稿しなかったからではありません。

 修士の頃から、私の論文は"投稿してもRejectされまくった"からです。

 (だから、業績がなかなか出ないということの不安、や、つらさ。は、とても良く分かります。)

 世の中には、実際、Rejectをほとんど食らわないで博士を卒業される方もいます。

 (うちの先輩も多くはそうです。)

 しかし、私の書いた論文ですんなり通ったものは、国際会議でも一本しかありません。

 大抵、一度はかならずRejectされています。

 博士課程を通して、私のReject回数は10回以上にはなるでしょう。

 でも、論文がそこそこな感じに仕上がると、たまには通ることもあるということが分かりました。

 それは、本を出版社に持ち込んだり、企画を立案するときと似ているなぁ。と思います。

 私が博士課程で学んだもっとも大きなものは、"Rejectされても傷つかない心"。です。

 そして、Reviewerに何を言われようが、直せるところを直したら、また投稿し続けるということ。です。

 それが、研究者にとって、そして、ほかの多くの場合に、一番重要なことだと、僕は思います。

サーチ:
Amazon.co.jpアソシエイト

 

Amazonは本のオンライン販売で世界的に有名なオンラインショップです。

現在では、書籍だけでなく、CD、DVD、ビデオ、ソフトウェア、TVゲームなども販売しています。

博士号取得への道のり

心に残る人生の名言 - 偉人の名言とその出典 僕はこんな本を読んできた。書評と引用

■トップページ ■研究員紹介 ■MM総合研究所規則 ■ 著作権・免責・リンクについて ■アクセス解析 ■お問い合わせ


Valid HTML 4.01!  Valid CSS! MM-labo

Copyright(C) 2002 - Mitsuharu Matsumoto All rights reserved.