vi コマンド集((C)白い作業室　様)

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基本

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• vi の大きな特徴は、「コマンドモード」と「入力モード」 がある点である。

• 「コマンドモード」・・・ファイルの読書き、カーソルの移動、文字列の操作など。
• 「入力モード」・・・文字列の入力 ＋ 矢印キーによるカーソル移動のみ

  モードの切替は以下のように行う。

  入力コマンド
  コマンドモード	→ ←	入力モード
  ESC キー

  今どちらのモードか忘れてしまった場合は、ESC キーを押して、コマンドモードにするのがよいでしょう。

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起動

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• vi　ファイル名	編集対象のファイルを開く（複数ファイルも可）
  vi　+n　ファイル名	n 行目から表示する
  vi　+ ファイル名	最後一画面を表示する
  vi　+ /文字列　ファイル名	文字列が存在する行から表示する
  vi　-r ファイル名	壊れたファイルをリカバリする

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カーソル移動 (コマンドモード)

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• h ,　BS	１文字左へ移動（←）
  j ,　Ctrl + N	１行下へ移動（↓）
  k ,　Ctrl + P	１行上へ移動（↑）
  l ,　SPACE	１文字右に移動（→）
  H	画面の最上行に移動
  M	画面の中央行に移動
  L	画面の最下行に移動
  G	ファイルの最終行に移動
  nG	ファイルのn行目に移動
  0	行の頭へ移動
  $	行の最後へ移動
  Ctrl + F	１ページ下へ
  Ctrl + B	１ページ上へ
  Ctrl + D	半ページ下へ
  Ctrl + U	半ページ上へ

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入力 (コマンドモード)
コマンドモードでここのコマンドを入力すると入力モードに移行する。

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• a	カーソルの右から入力開始
  A	行末から入力開始
  i	カーソルの左から入力開始
  I	行頭から入力開始
  o	現在の行の下に１行挿入し、その行頭から入力開始
  O	現在の行の上に１行挿入し、その行頭から入力開始

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削除 (コマンドモード)

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• x	カーソル上の１文字削除
  X	カーソルの左の文字を１文字削除
  dd	現在の行を削除（バッファにコピーされる）
  ndd	n 行、削除
  dw	カーソル上の一語を削除
  df 字	カーソル位置から指定した字 までを削除
  d$	カーソル位置から行の最後までを削除
  d^	カーソル位置から行の先頭までを削除
  :行1, 行2　d	行1 から行2 を削除

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検索 (コマンドモード)

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• /<文字列>	文字列 を検索する
  n	順方向（下）へ検索する
  N	逆方向（上）へ検索する

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置換 (コマンドモード)

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• r	カーソル上の１文字を他の１文字に置換
  R	カーソル上の文字からEscが押されるまでの文字列を置換
  s	カーソルのある１文字を他の文字列で置換
  S	現在の行を他の文字列で置換
  cw	カーソル位置からこの語の最後までを置換
  cf 字	カーソル位置から指定した字 までを置換
  C	カーソル位置から行の最後までを置換
  :&,　&	直前のsコマンドの繰り返し
  :%s/置換え前/置換え後	置換え前の文字列を、置換え後の文字列で置換 もっとも近くにある文字列一つに対してのみ実行
  :%s/置換え前/置換え後/g	ファイルの中すべての文字列に対して、置換えを行う

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カット＆ペースト (コマンドモード)

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• yy	現在の行をバッファにコピー
  nyy	n 行分をバッファにコピー
  yw	単語をバッファにコピー
  p	バッファ内のテキストを挿入 （文字、単語はカーソルの右に、行は現在の行の下に挿入される）
  P	バッファ内のテキストを挿入 （挿入位置はpの逆。文字、単語はカーソルの左に、行は現在の行の上に挿入される）

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Undo・Redo (コマンドモード)

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• u	直前の操作を取りやめる
  U	行全体の操作を取りやめる
  .	直前の操作の繰り返し

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ファイル操作 (コマンドモード)

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• :w　[ファイル名]	現在のファイル（指定ファイル)に保存
  :w! [ファイル名]	書き込みを強行
  :行1, 行2　ファイル名	行1 から行2 のテキストをファイルに保存
  :w　>>　ファイル名	現行ファイルの最後に書き加える
  :r　ファイル名	現在の行の次の行にファイルを読み込み、挿入する
  :r	現在の行の次の行に現在のファイルを読み込み、挿入する
  :n	複数個のファイル編集時、次のファイルを編集対象とする
  :args	編集ファイルの一覧を表示する
  :e　ファイル名	指定ファイルを編集対象とする
  :e#	一つ前の編集ファイルに戻る

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終了 (コマンドモード)

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• ZZ	viを終了（内容が変更されている場合は保存）
  :wq	ファイルに保存してvi終了
  :q	viを終了（内容が変更されている場合は警告）
  :q!	viの強制終了（内容が変更されていても保存されない）

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UNIXコマンドの実行 (コマンドモード)

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• :!<コマンド>	<コマンド>を実行する
  :!!	直前の<コマンド>を再実行する
  :sh	一時的にシェルに戻る。exitでviに戻る。

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コマンドのフィルタリング (コマンドモード)

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• !<コマンド>	<コマンド>を実行して結果を挿入
  !!date	date の結果の挿入
  !!tr A-Z a-z	カーソル行の大文字を小文字に変換

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テキスト入力の略記 (コマンドモード)

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• :ab <文字列> <置換え文字列>	<文字列>と入力すると<置換え文字列>に置き換えるように設定する
  :unab <文字列>	<文字列>の置き換え設定を解除する
  :ab	一覧表示

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その他 (コマンドモード)

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• :set number,　:set nu	行番号を表示する
  :set no number,　:set nonu	行番号の表示をやめる
  :set showmode	現在のモードを表示する
  :set showmatch	() や {} の対応の報告をするようになる
  :set ignorecase	大文字/小文字の区別なく検索する
  :set autoindent	自動インデントモード
  :set noautoindent	自動インデントモードをやめる
  :set all	すべてのオプションを表示する
  J	次の行と現在の行とを結合する
  3J	下の2行を現在の行とを結合する

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.exrcの例

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• set tabstop = 4 set showmode set autoindent set nonumber set showmatch

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