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イノベーションの本質 ( 野中 郁次郎 勝見 明 )

本書の特徴は2点。1つ目は最近の日本のヒット商品13を題材としたこと。「DAKARA」から「千と千尋の神隠し」まで、身近で幅広い題材を取り上げているので、非常にイメージしやすい。<P>2つ目はそれぞれの章が「物語編」と「解釈編」の2つのパートで構成されていること。ジャーナリストがプロジェクトX風に綴る「物語編」では、商品開発にかける人たちのアツい情熱や深いコミットメントが描かれていて、それだけでも読む価値アリ。さらに、知識創造理論で有名な野中教授が、学者の観点からそれらの開発物語を解説する「解釈編」が、さらにこの本の深みを増している。<P>欠点をあえて挙げるならば、いわゆる「後づけ」的に感じる部分も多々あります。成功したからいいけど…と思う部分も。また、それぞれの事例ごとに書かれているので、理論の展開という部分では少し弱いかもしれません。「知識創造理論」の概要くらいは知っておいた方がいいかも。<P>この本のテーマは「絶対価値の追求」と「主体的なコミットメント」。おそらく日本人にとってはものすごく共感できる内容のはずです。輸入ではない国産の物語に元気を、成功事例から一歩踏み出す勇気を、各物語の登場人物の真摯な仕事への取り組み方からヤル気をもらえます。<P>最近の事例が多いので、今が旬な内に読むことをオススメします。

347ページでプロジェクトXを13話+NHKスペシャル「野中氏イノベーションを語る」<BR>みたいなのを1本みるくらいの密度があります。内容が圧倒的に面白い上に、構成も斬新です。<P>ダカラがスポーツドリンクの二大巨頭ポカリとアクエリアスに挑み、スポーツから離れ、初めて<BR>「(おしっこを)出す」CMでバランス飲料というコンセプトを示し、売り上げでも圧倒的な<BR>急進を見せた。そのコンセプトが出るまでの過程や部門横断的な協働などイキイキと描かれてます。<P>その13倍です。各社各様、しかし通底するものがある。それを野中氏の言う暗黙知や形式知の<BR>フレームで統一的に説明していく。各社、前半に「ソニーの遺伝子」でVEGA開発秘話を熱く<BR>描き切った勝見氏がジャーナリスティックなリアルさで描き、後半に「知識創造企業」の野中氏<BR>がアカデミックにクールに描く。そう描くって感じです。書くってよりも。イメージがとても浮か<BR>びやすい書かれ方になっています。ポンチ絵も入りますし。<P>何より2人の明るさなのか、登場人物がイキイキしており、この本(その前の連載)自体を<BR>とても好奇心旺盛に楽しんでなさっていた感じが伝わってきて、とても惹きつけられました。<BR>もう一気に読んでしまいました。<P>しばらくお腹いっぱいな感じですが、消化は良さそうな感じです。<P>プロジェクトXとの違いは、各社1~2名しか挙げられず、主要なリーダー以外は<BR>名前がほとんど出ません。読みやすいのかもしれないけど、その人たちにも実名で<BR>栄誉を授けて欲しかった気が少しだけしました。とはいえ読む価値が下がるわけで<BR>はなりません。<P>お奨めします。

思わず、地上の星を口ずさみながら読み進んでしまう。開発者たちの生々しいエピソードと、正(ロジック)反(体験の蓄積からなる暗黙知)合(イノベーション)を軸足とした解説の2部構成。分析だけではイノベーションは生まれない。傍観者であることを止め、文字通り身体を張り、自らの主観で『創造』という難題に立ち向かうとき、輝かしいものを得ることが出来ると熱く語る。まさに共感の一冊。

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