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疑似科学と科学の哲学 ( 伊勢田 哲治 )

科学的方法論・あるいは科学哲学に関する良書。<P>ベイズ主義に立ち、線を引かずに(疑似科学と科学の)線引き問題を解決する、<BR>という姿勢はさほど目新しくもないが、そこに至る過程はエキサイティング。<P>本書がほかの類似書と決定的に違うのは、<BR>ほかの類似書が、~という疑似科学はなぜニセモノなのか、と<BR>結論ありきで話が進んでいくのに対し、<BR>本書は疑似科学と「されている」理論と正統派理論は<BR>どこが・どれくらい違っているのだろう?というスタンスを取り、<BR>結論を最後まで留保する点である。<P>答えを出すのではなく、考える過程が大切、という著者の主張がそのまま表れている良書。<P>また、本書を読むと、血液型性格診断を「信じるか」「信じないか」<BR>という問題設定が少なくともベイズ主義の観点からはミスリーディングであることがよくわかる。<BR>☆5つ

疑似科学(聖書に基づく生物学や占星術・超能力等)に対して<BR>不公平な扱いをなるべく避け、慎重に論じた面白い本。<BR>疑似科学に対する態度から我々の科学に対する態度まで<BR>じわじわと分かってくる。<BR>疑似科学についてはアメリカの事例が結構含まれており、<BR>合理主義のカタマリのように考えられているアメリカの意外な<BR>側面を見ることになるかもしれない。

 入門書としても読めると同時に専門書としても一定のレベルを保っています。今まで提案された科学哲学のテーゼをとりあげ、これを実際に存在する疑似科学と科学の判定に有効か否かということで検証する、といった議論の進め方で話が進んでいきます。著者が言うように、可能な限り専門知識なしに読めるように工夫されています。<P> またこうした入門書としての気配りがあると同時に、専門書として一定のレベルを保っています。私はこの手の本を何冊か読んだのですが、ポパーとクーンの関係が今ひとつすっきりと理解できませんでした。しかし、この本のおかげでこの2者の長所・短所がずいぶんとすっきり理解できました。

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