メメント・モリ みんなこんな本を読んできた メメント・モリ
 
 
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メメント・モリ ( 藤原 新也 )

高校時代、図書館で見つけた時は本当に衝撃を受けました。<BR>極彩色に彩られた花々、人々が焼かれる火と煙。<BR>対照的なのに、どこか通じている『死と生』の臭い。<BR>写真がこれほどまでに人に訴えかける力があることに<BR>正直驚きました。<BR>遠くへ去ってしまう友人にこの本を送りました。

藤原新也さんの感性、視点が凝縮された様な本です。この本に出会えたことはラッキーでした。その写真にそえられる短文もまたすばらしい。<P>一つ気になったのは、文字が大きすぎる様にも感じました。もう少し文字が小さい方が良いかとも思います。なぜなら写真だけでも十分かそれ以上に読者には伝わってるかと思います。

一番最初は学校の図書室で借りて読み、二度目は市の図書館で借りて読み、<BR>三度目にしてようやく自分の手元に置きました。<BR>何度も、何度も――繰り返して読みたくなる本です。<BR>また読むたびに写真や文に対する感じ方が変わる本でもあります。<BR>「死は病ではない」「人は死を選び取る」「死を想え」<BR>死は忌み嫌われるものなのに、こ<BR>の本を読むと尊くて愛しくて、ひどく安心するものなのだなぁと感じました。<P>命の大切さとか生の尊さを一方的に押し付けられた後に残るものよりも、<BR>死が身近にあって避けようのないものだと謳うこの本を読んだ後に残る物のほうが、<BR>私は重たいと思いました。

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メメント・モリ書名の『メメント・モリ』とは、「死を想え」という意味で、ヨーロッパ中世末期にさかんに使われたラテン語の宗教用語だ。この本には、著者の短いコメントが付けられた74枚のオールカラー写真が収められ、生の光景に潜む無限の死の様相が極彩色で提示されている。たとえば、「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」とのコメントがつけられた写真には、荒野に打ち捨てられたヒトの死体を野犬が貪るように食らい、それをカラスが遠巻きにしている光景が写し出されている。また、大河のほとりで遺体の野焼きをしている光景には、「ニンゲンの体の大部分を占める水は、水蒸気となって空に立ち昇る。それは、雨の一部となって誰かの肩に降りかかるかもしれない。何パーセントかの脂肪は土にしたたり、焼け落ちた炭素は土に栄養を与えて、マリーゴールドの花を咲かせ、カリフラワーをそだてるかもしれない」と、少し長めのコメントが付けられている。 <br>もちろん、著者の提示している生と死がヒトに限定されるものではなく、他の生物や山川草木を含む、いわば森羅万象の生死を意味していることは明らかだ。この本に収められたすべての光景とコメントは、私たちの今生の「生」は、生と死が交錯する危ういバランス上で辛うじて生の側に立っているに過ぎないのだ、ということを示唆しているのかもしれない。 <br>著者の藤原新也は1944年生まれ。アジア各地を400日漂白した記録『全東洋街道』で1981年度の毎日文化賞を受賞した。(水戸義継)
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