“It”(それ)と呼ばれた子―少年期ロストボーイ みんなこんな本を読んできた “It”(それ)と呼ばれた子―少年期ロストボーイ
 
 
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“It”(それ)と呼ばれた子―少年期ロストボーイ ( デイヴ ペルザー Dave Pelzer 田栗 美奈子 )

虐待された子供は何も悪くない。<BR>生まれてきたことは罪じゃない。<BR>―――だから、家を出て大きくなっても自分の過去を恥じることなんてない。<BR>悪いことをしたわけではないのだから。<P>児童虐待の真実と、里親制度のすばらしさをこれ以上ないほどわかることの<BR>できる本。

少年期は学校の先生が彼のあざを見て保護してくれてからのお話です。<BR>やっと母親と離れられた彼が里親に育てられていきます。<P>しかし心には母親の事が気になって気になっていつか仕返しにくるのではないかと怯えています。怯えてはいるのだけど母親に会いたいという気持ちがあるようです。やはり子供は自分を生んでくれた母親がいいんだと思いました。それは普通の家族では当然のことです。それが出来ないでいる彼は心の穴を埋めるのに必死のような気がしました。<P>幼年期と同様母親にも父親にも読んでいただきたいです。

この本は著者の実体験をもとにしてあります。<BR>私自身、子供のころ親から虐待を受けた経験があります。<P>これほどひどいことはされませんでしたが、共感できる節が何箇所かありました。自分を愛してくれるはずの母親からひどい虐待をうけ、父親や兄弟、学校の友達からも人間扱いされない、そんな幼少期をすごした著者。これはただの小説ではなく、著者の生きてきた証。母親に何度も殺されかけ、それでも生きぬいた著者の生き様だとおもいます。<P>いま、私は子供を育てるという立場になりました。子供のころにされたことは、今でも心の奥に潜んでいます。よく、虐待は繰り返されるといいますが、私は自分の子供に自分のような思いはさせたくないと思っています。この本を読んで、子供は母親からも、家族か!ァ‰も逃げられない存在であり、子供のこの小さな世界を壊すのは私たち親にはいとも簡単ですが、親は子供を自分の所有物(It)だと思ってはいけないということを感じました。虐待するからには、親も悩んでのことだなんていうのは言い訳に過ぎません。子供は親の悩みなど知ったことではないし、子供にその悩みをぶつける親が親失格なのですから。<P>今日、騒がれる虐待。今始まったことではないけれど、虐待してしまうかもしれない親御さん、今してしまっている親御さん達に読んでもらいたいです。この本を読み終えて、壮絶な著者の人生に涙が出ました。そして、自分の子供に、絶対にこんな思いはさせたくはないと心から思いました。

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“It”(それ)と呼ばれた子―少年期ロストボーイ&nbsp;&nbsp;&nbsp;著者はカリフォルニア州デイリーシティに生まれ、州史上ワースト3に数えられるほどの児童虐待を実の母親から受けた。その前著であるように名前も呼ばれず「It」と言われ、兄弟のうちでただ1人いじめぬかれた。食べ物をぎりぎりまで制限される。服もボロボロになるまで与えられない。ひとりガレージに追いやられ寒さと飢えに苦しむ。そして、ときどき嵐のようにやってくる折檻。「母さんはそのうち自分を本当に殺すつもりだ!」 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;恐怖が現実味を帯びたとき、彼は全身全霊で命を守る術を考えた。驚くべきことに彼は教師や警官やソーシャルワーカーという他人である大人と、郡の福祉政策と裁判所によって生き延びることができたのである。執拗に彼を破滅させようとしているとしか思えない母親の所業は、このごろ日本でも問題となっている幼児虐待とは違っているように思える。大人になった著者が、母親はアル中で病気だったと自分自身にいい聞かせている。そして母親自身、自分の母親との関係に悩んでいたようだ。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;それにつけても、里子に出された著者、が紆余曲折の末、成功したことは賛美せずにいられない。普通の大人になるだけでも奇跡的なのに、アメリカ国民として1人「世界の優れた若者」に選ばれたり、聖火リレーの栄誉を担ったり活躍している。何よりなのは、彼が幸せな家庭を築いたことである。自分にはトラウマがあると思い悩んでいる人はぜひ一読を。(高津紀代子)
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