古今東西の失敗経験から得られた教訓から、<BR>二度と起こさないように知識化することを目的とし、<BR>４１の原因に分類し、これを「失敗百選」として体系化した書です。<BR>私が2005年に読んだビジネス書（ビジネス書と読んで良いのか？）の、<BR>ベスト３に上げられる良書でした。<P>「ジュースの空き缶で転んだ事故」から、<BR>「地下鉄サリン」「タイタニック号の沈没」のような大きな事故まで、<BR>一つ一つが実に詳細に解説されています。<BR>事故分析として難しい理論もあるのですが、<BR>図解が多用されているので、原因をイメージで捉えやすく、<BR>誤解されないような配慮もみられます。<BR>（ここにも「失敗学」が活かされています）<P>また、私は良く参考文献を見て書籍を購入することがあるのですが、<BR>誤って別の書を購入したり、書店で探すのに手こずることがあります。<BR>本書でも、巻末に参考文献として書籍を紹介しているのですが、<BR>一冊ずつコメントと書籍の写真が添えられています。<BR>なるほど、これなら誤って購入しないし、書店で探しやすいです。<BR>（ここにも「失敗学」が活かされています）<P>それにしても･････<BR>よもや、「ジュースの缶で転んだ事故」と「コンコルドの墜落」が、<BR>同じ原因から引き起こされた事故だとは･･･<BR>この詳細は、本書をご覧あれ！<BR>