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会社はだれのものか ( 岩井 克人 )

ドラッカー氏の「ネクストソサエティー」と同じような主張をしている。<BR>あるいはもっと昔に堺屋太一氏の「知価革命」という本でも似たような主張があったように思う。<BR>ということで新鮮味はあまりないのだが、金、株主、がやたらと大きくクローズアップされる現代においてちょっと視点を変えて考えてみる、というきっかけにはなった。<BR>でもやっぱりぬるい感じは否めないなあ。糸井重里氏との対談で、糸井氏から「「わたしは正しくて、みんなまちがえている」と主張している意味では、岩井さんのお話も、ニュースキャスターのお話も、みんなが同列で並んでしまいますね。」と突っ込まれているのに、岩井氏はそれに対する真摯な回答がなく、ただ、ケインズの話を出してくる。正直、ものたりないぞ。

10年前の社会主義崩壊後、一人勝ちになったはずの資本主義も間違った進んでいるきらいがあり、<BR>特に欧米型資本主義は、ファイナンシャル偏重で出口の見えない袋小路に入った感が続いております。<P>アメリカのビジネススクールでは今でも「会社は株主のもの」と教えています。<BR>その結果元手は無くても、才覚と運で手っ取り早く稼げる資本主義のファイナンシャルの分野でMBAがまかり通り、欧米諸国の経済は表面上の発展を遂げています。<BR>一方、たとえ地道に顧客主義を貫いている会社でも、株価いかんによっては、会社売買により利益確保を目的とした会社に買収される危険性もあります。<BR>今後この様な資本主義は、社会を幸せにできる組織なのでしょうか?<P>この本はこれからのあるべき日本の資本主義の形を考える意味で、今一度会社は誰のものかは自答してみる価値はあります。<BR>筆者の法人の解釈、資本主義の分類等については、全面的に賛成できない部分もありますが、原丈人氏との対談は非常に良いポイントを付いていると思います。

結局はそこに回帰するしかない。今回のニッポン放送事件での教訓を<BR>忘れないためにも(フジサンケイの経営陣はすぐに忘れるだろうが)<BR>本著が社会主義者のかつて夢見た理想郷とどう違うのかは分からなかったが、<BR>権利と責任の所在を明確にし、厳粛にそれを守るという行動(言葉ではない)<BR>こそが今の日本には必要なのだろう

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