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脳と創造性 「この私」というクオリアへ ( 茂木 健一郎 )

茂木さんは、おそらく日本ではトップクラスの脳科学者だとは思います。<BR>しかし、本書にはこれまでの著作のような新味は感じられませんでした。<P>アメリカでは、ダマシオ氏・ラマチャンドラン氏のように、常に最先端の知見を提供する科学者がいます。茂木さんには是非彼らと同等以上のレベルの著作を求めたいと思います。<P>最近、よくテレビで拝見します。おそらく啓蒙活動を促進しようとされているのだと思いますが、茂木さんの頭脳をもっと研究に使って欲しいと思います。

まず、この書の感想を端的に率直に言ってしまえば「クリエイティヴィティ(創造性)は万人共有のもの」だということだ。<BR>創造性、創造力は一部の「天才」の専売特許という思いこみというか「神話」が世の中に浸透してしまっている。そして多くの人々が「オレにはそんな『創造性』なんてないよ」「『創造』なんて一部の芸術家のものなんじゃないの?たとえばぁ、モーツァルトとか、ピカソとか…」などと、自分自身が実は万人共有である創造性の“所有者”であることに気付こうとしていない。早い話が、みんな「神話」の中にとっぷり浸かっている人が多いということだ。この本は、そのことに一人でも多くの人が気付いてくれるようにと、著者が深い愛を込めて書き上げたものだ。<BR>この本は「オレ(アタシ)には創造性なんかない」と思いこんで嘆いている数多の凡才諸兄諸姉のための「万人所有の創造力喚起の書」なのだ。<BR>著者はさらにこう呼びかけてもいる。<BR>「創造性は、決して予定調和の中に収まらない両刃の剣である。私達は、どうせカオスの中でしか生きられない。だとすれば、創造性を発揮するという形で、制御不能でカオティックな生をおおいに楽しもうではないか(後略)」(「第1章 創造性の脱神話化」の最後の部分の引用)<BR>創造性はみんなのもの、とまずは気付くことが、クリエイティヴな人生を送る上でまず大事なのだ。

全体的に文章はやわらかい哲学的な語り口調で構成されていますが、その著者の語る視点がとても興味深い。文学者であったり、科学者であったり、ときには宇宙意識のようなものであったりと。様々な視点から創造というものを表現してくれる。全ての人に創造性があること、それには努力は必要ではないことなど、まさに創造への「気づき」を気づかせてくれると思う。気づくことってやっぱり脳にいいんだね~!

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