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「脳」整理法 ( 茂木 健一郎 )

この書は、ITの進歩に伴う情報過多で脳がパンクしかかっている現代人のためのいわば「コモンセンス」な人生の指南書である。<BR>この中で著者はいう。<BR>「人間は、つねに変化し続ける存在です。生れ落ちてから老い、やがて死ぬまで、よくよく観察してみれば、一時たりとも同じ状態にはいないのが人間です」<BR>「不確実性を楽しむという、『生活知』は、そもそもこの世界の本質、とりわけ生の本質は『偶有的』なものであり、不確実性は避けられないものであるという認識のもと、『覚悟』を決めることによってこそ得られる」<BR>人の人生は変化変化の連続、不確実性のカタマリなのだ。突然病気にもなれば、事故ったり、急に死んだりすることもある。いつなんどきなにが起こるのか判らないのが人生というもの。そんな人生の不確実さを恐れて、ダイナミックな生をいきることなど出来ないのだ。不確実性に満ち、試練の連続なる人生を怖れるくらいなら、いっそ腹をくくって「覚悟の人」におなりなさい。そしてあなたの人生そのものを楽しんでしまいなさい。と、著者はそれこそ命がけで教えている。<BR>今現代人に必要不可欠な生き方のヒントがこの本には沢山詰まっている。<BR>心して読もうではないか。

いい哲学書、文学書は<BR>どんなにシビアなことが書いてあっても<BR>読んだあと、なんともいえない充足感のようなものを得られますが<P>この本を読んだあと、私は殺伐とした気分になってしまいました。<P>論理に矛盾がないように<BR>「整理」してあるし、先人の言葉考えの引用もたくみで、納得はするのですが、所詮、「作者の脳内」で組み立てられたお考えを超えておらず、面白くもなんともなかったです。

はじめに:これは脳の入門書ではないです。予め脳に関する前知識があると幾分か読みやすくなると思います。脳に関する一般的な読み物であれば他の本がいいかもしれません。(例えば「進化しすぎた脳」「記憶力を強くする」(池田裕二)、「考える細胞ニューロン」(桜井芳雄))それにしても、この本はこんなにベストセラーになるほど、一般向けの読みやすい本とは思えないです。日本語が(茂木氏独特の言葉遣いゆえ)難解です。ちょっと我慢して読み進めると、第5章辺りから付箋する箇所が増えました。(セレンディピティーの記述とか) 基本的に人生をストレスなしの楽しい満ち足りたモノにするための心構えが説かれています。("術"ではなく"道"が語られています。ですので本のタイトルはちょっと変だと思います) <P>この本は前知識の有る無しで読み方が変わりますね。「偶有性=偶然と必然の間」って、如何にも複雑系(自己組織化、"カオスの縁")の議論で出てきそうなネタじゃないですか。つまり、雪の結晶の成長様式や成長する砂山の崩れ方とそっくりな話です。(統計としては全体的な傾向を予測出来るが、個々の事象については予測不可能) 最後の方は、そんな偶有性に支配される実世界において、前例のないことへ足を踏み入れる際の心構え(「根拠のない自信」)について説かれています。そういう自信(=踏ん切り)を体得するための話なら、西堀栄三郎氏(第一次南極越冬隊隊長)の著作の方が分かりやすいかもしれません。(例えば「ものづくり道」「石橋を叩けば渡れない」)要するに、「成功体験」(=「Aha!体験」)を積み重ねることにより、脳に成功体験の心地よい記憶が蓄積され、「根拠のない自信」が生まれやすくなり、そのうち無意識的に最善手を選択出来るようになる、とまとめることが出来そうですね。(ということは、本書には羽生善治著「決断力」っぽい要素もあるわけですね。皆、主張は良く似てますなぁ)

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