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森と氷河と鯨―ワタリガラスの伝説を求めて ( 星野 道夫 )

大学時代に似たようなテーマの論文に取り組んだことのある私にとっては、彼がこの壮大な物語の最終章にたどり着く前にこの世を去ってしまったことが残念でならない。<BR>きっと、文字にはなりきれないくらいのたくさんの美しいものを星野さんはその生涯で見てきていると思う。今となっては私たちはそれに思いを馳せることしかできない。<P>それでも、この本の美しさは、ぜひたくさんの人に手にとって欲しいと思わせるようなものだった。数々の星野さんの美しい写真が楽しめる秀作だと思う。話の内容もとても興味深い。

星野道夫の事実上の絶筆です。彼の生前の最後の旅が、素晴らしい写真と文で綴られています。映画「地球交響曲第3番」ともリンクする本書は、クリンギット族のボブ・サムと出会うところから始まります。口伝、ワタリガラスの神話、自然の中で感じる魂と土地の意味…。見えない物と見える物の価値観の違い。海を越えたアラスカで聞く、ワタリガラスの伝説。未修正のまま掲載された死の直前の日記は、写真の清冽さと相まって不思議に強烈な印象を残します。半分写真集とも言えるエッセイですが、まちがいなく、星野道夫の著作中最高の作品だと思います。

星野道夫氏の写真は対象物への関心、愛情に満ちていますが、氏の著書の中でも、私はこれが珠玉と思っています。 アラスカのネイティブの写真。彼らの祖先の遺物、そしてそれに対するネイティブの人々の考え方を知ることができます。遺物を博物館で保存し、飾っておくのが正しいのか、それともそれを建てることを望まれた場所で、時の流れのままに朽ちていくのが正しいのか。 氏の静けさを思わせる写真のなかに入り込むことができ、また、その風景に内在する時間の流れについて考えさせられる作品です。

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