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ニューヨーク美術案内 ( 千住 博 野地 秩嘉 )

ニューヨークを自由に散歩したかのような、とても幸福な気分になれる一冊だ。ゴッホ、ルノアールからジャコメッティ、ジャクソン・ポロック、アンディ・ウォーホルに触れながら千住博の体験を味わうことが出来る。<P>千住と同じく著者の野地秩嘉が冒頭に述べている。「今の時代、贅沢とはモノを持つことではない」。そう、とらわれず気持ちを自由にして作品に何度も何度も接すること。そう、手漕ぎボートをこぐように。そしていつか発見するのだ、自分だけの至福を喜びを。<P>金融、証券会社の連中がなぜ時代の前を切り拓いて進む現代美術を求めるか。「いつも自分は最先端を行くんだ」その気概。この著作を読み終わると、自分も一歩前進したかのような気持ちになれる。

”美術館で愛を語る”という本がちょっと前に出版されていましたが、self promotionとステレオタイプな描写がないだけ、素直に読むことができました。ただディテールをこの作品に期待することはお門違いのようです。むしろ千住氏の芸術への考え方がいくつかのニューヨークの美術館の限られた作品を題材として語られている本です。バーダー・マインホフを題材とした”1977年10月18日”についての、千住氏なりの抑制された解釈はその一例です。相変わらず”ショックとセンセーション”そして”to be seen”が重要なモチーフをなすニューヨークのアートシーンの性格については、また野地氏が”サメとヘッジ・ファンド”以下のの部分でさりげなくも根本的な疑問を呈しています。しかし難解な専門知識が必要な現代美術っていったい何なんでしょうね?

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