非常にオタクチックな視点ながら社会を鋭く見ている二人。<BR>やはり感心したのはナンシー関の包容力。<BR>その中で漂っているリリーフランキーの自由さ。<P>いろんな有名人に突っ込みいれていますけどね、<BR>それなりに興味を持った上での突っ込みですからね。<BR>愛がなければ完全無視ですからね。<BR>なんちゅうか、話している内容はほんとどうでもよくて<BR>アホくさいことなのに、めちゃインテリジェンスのある<BR>社会批評に繋がっているのが何だか凄い。真似できん。<P>ビアガーデンに行っておきながらいきなりウーロン茶頼む<BR>ナンシーさんのとらわれなさに見習おうと思います。<BR>もうこれ以上見習うことが出来ないと考えると<BR>寂しさを感じます。

～装丁もかわゆく、中身はまったりした面白感に満ちています。「すごいテク」だのカラオケの選曲だのインターネットで車を買う話だの、しょーもない話題が最高。ナンシー関って毒が含まれたトークしかしない人だと思っていたけれど、それは全くの誤解だったことがよく分かる。これもリリーさんの人柄ゆえでしょうか。CREA上での2人の最初で最後の対談集になってし～～まったというのが泣けます。～