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竜馬がゆく〈4〉 ( 司馬 遼太郎 )

 司馬遼太郎の名作『竜馬がゆく』の第四巻。展開は歴史の大舞台へ。京都に於ける長州の勢力は衰え、土佐勤王党は山内容堂の台頭によって没落。目まぐるしく変わる情勢は悉く尊攘派に不利な展開、その最中独りわが道を突き進む竜馬はとうとう軍艦観光丸を手に入れた。観光丸を率いて、江戸に神戸に大阪に。果ては勝海舟に連れられて長崎へも赴く。一方、没落した長州の攘夷砲撃は日に日に激化し、外国の長州砲撃の緊迫がいよいよ高まる中、幕府は長州征伐に踏み切り始める。<P> 流れゆく時代と、それと独立に進む竜馬の脚。その流れを対比しつつ、読者を惹き入れる司馬遼太郎の世界観は健在だ。竜馬に焦点が当てられない章が目立つのは否めない事実だが、それはこの巻が描く高々1年という期間に巻き起こる時代の変化の多さを物語る証拠だろう。又、注意深い読者には以前に為された解説が繰り返される箇所が多いのも気になる所だが、物語全体の中では大切な視点を重ね重ね与えてくれていると思う事にしよう。時代は薩長の対立へ向けて大きく揺れる。幕府はその波に乗って勢いを付け始め、その影で京都には新撰組が登場。朝廷か、幕府か、その政調を大きく変換させる英雄がとうとう海に身を乗り出した。竜馬と勝海舟が織り成す歴史の大舞台はとうとう山場を迎えようとしている。

明治維新では主役となり、その後の明治政府でも閣僚に名を連ねる長州藩出身の人物達。<P>その長州藩も明治維新初期では、徹底的な屈辱を味わいます。過激な言動の目立つ堂藩への反感が高まりつつある中、政治巧者の薩摩が朝廷をうまく動かし、長州をつまはじきにする。<P>ここからかの有名な長州征伐がはじまり、長州の没落がはじまります。<P>この巻での竜馬の活躍は神戸海軍塾ですが、私にとってはそれよりも、この薩摩、長州2台藩の動きが面白かったです。色恋話も竜馬らしさがよく現れていて面白いんですけどね。

 第四巻に入り、幕末の風雲はさらに混乱してきます。薩会両藩によるクーデターで、長州は都落ちし、武市半平太の土佐勤王党は瓦解します。<BR> そんな中、竜馬はついに軍艦「観光丸」をて手に入れます。<BR> 世間が攘夷、佐幕に分かれていた時に、海軍事業に没頭していた竜馬は凄いと思います。周りの意見に振り回されず、自分の意見をきちんといえる人間が、組織を引っ張っていく人物になるんだと強く感じました。

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竜馬がゆく〈4〉
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竜馬がゆく〈4〉