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日本のいちばん長い日―運命の八月十五日 ( 半藤 一利 )

宮城事件としても銘記されるこの隠れたクーデターを知る人は少ない。逆賊としての名を着ても、国体護持に殉じるとして自決し、芝の青松寺の境内にひっそりと祭られる彼らを偲ぶ術は、この本とこの本をベースにした同名の映画しかなくなりつつある。戦局の決した昭和20年の8月に戦争を継続させようとした一部20代後半の青年将校の企てたこの事件を、現代の価値観を持って、狂気の沙汰だということは容易いが、その時代時代の流れと思想に真摯に従うことこそが至誠であると信じた彼らの価値観を絶対的に否定することはできないだろう。阿南陸相の自刃までのドキュメントとあの時代の子供たちの憧れの的であった近衛師団、東部軍の将校の最期の慟哭は、戦慄を覚えるほどに素晴らしいリズムで描かれていく。玉音放送は限りなく澄んだ灼熱の青空の中に流れたと父たちは言っていた。その時間までに織り成された、この24時間のドラマは、もはや現代の我々が取り戻すことのできない”日本”の最期を知る最高の傑作だと信じてやまない。彼らが死を賭けた国体とは果たしていま護持されたといえるのだろうか。

 1945年8月14日から8月15日にかけて、太平洋戦争での日本敗戦を一時間ごとに記録したドキュメント。<BR> 敗戦に至る経緯を克明に記述している。<P> 近衛師団で反乱が起こりそうだった事。阿南陸相の最期。殺される直前だった鈴木首相。玉音放送の録音盤を守るためのNHK職員や侍従たちの努力など、戦争を止めるためにたくさんの人が努力し、間一髪で止めることができたのだとよくわかる。<BR> 1945年8月15日は、世界第二位の日本の出発点の日だ。現代を考える上で必読の書だ。

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