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沖縄「戦後」ゼロ年 ( 目取真 俊 )

 沖縄戦の現実を伝えるだけの本ではない。<BR> 沖縄に「戦後」は来なかった。そして本土が六十年の「戦後」平和を謳歌する中、基地は沖縄にとって現実に存在し続け、朝鮮、ベトナム、アフガン、そしてイラクに兵員を供給し続けた。そして沖縄人自身も、米軍に協力するという形で戦争協力し続けてきたのだ。それはこの六十年間、沖縄に一手に基地を押し付けてきた大和人の責任でもある・・<BR> そして著者の怒りは、基地存続に手を貸し続けてきた沖縄人同胞にも向かい、そして沖縄に平和は来なかった、沖縄に「戦後」はなかった、という現実を見ようともしない、単なるエスニック・テイスト、いや、もっとはっきり言えばコロニアリズムの対象として沖縄を愛でる若者や知識人にも向かう。<BR> 一見すべての味方を拒絶しているように見える著者のまなざしは、いったい誰を見ているのだろうか。少なくとも、大和人を弾劾してやまない本書は、小泉自民党政権に空前の大勝を与えてしまったひとびとには受け入れがたいだろう。この本を受け入れたひとびとにとっては、すべきことは、沖縄にラブコールを送ることでも、沖縄支援の市民運動をすることでもなく、票の力によって、日本の安全保障を犠牲にすることなく、日本全土からの米軍撤退を実現する策を本気で考えてくれる政党に勝利を与えることなのだが。

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沖縄「戦後」ゼロ年
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