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新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く ( アルバート・ラズロ・バラバシ 青木 薫 )

ハリウッド人脈ネットワーク、論文引用ネットワーク、<BR>アルカイダネットワーク、細胞ネットワークなどなど、<BR>さまざまな事象を取り上げながら、<BR>ネットワーク理論という複雑系の新分野を、<BR>その歴史とともにわかりやすく解説している。<BR>21世紀はネットワークが学問の主流になるという彼の主張には十分に説得力がある。<BR>雑学としても十分に面白いし、複雑系好きの人にはおすすめです。

世界のさまざまな事象をネットワーク的な思考法に結びつけて解説する。かなりこじつけた事例もあるが、目から鱗が落ちる例もあり。秩序とは偏りであり、べき法則が適用され、相転移としての臨界が存在する、と。この本を読んだから、直接仕事に役立つようなことはないが(ネットワーク社会ではノードたる個人がネットワークを左右することはできないから)、ものの考え方として知っておいても良いだろう(極めて多数のノードたる個人がものの考え方を変えればネットワークが変わるから)。

最初は個別で単純であったものがリンクされ一定規模になると自己組織化をはじめる。これはネットワークにも生物学でもハリウッドの映画スターの共演関係でもAIDSの感染経路にも見られるという主張だ。インターネットの普及によりかつては限られた分野もしくは経験的にでしか確認できていなかったことがより実証的に確認できるようになったという。本書であげられている事例が最近よく日本経済新聞で取り上げられていることが多いので関心をもった。本書と関連して大前研一氏の「invisible continent」、リチャード・ブロディ の「ミーム」、リチャード・コッチの「人生を変える80対20の法則」なども読むことを推奨する。 インターネット社会を創造しつつある、われらの世代には大いに得るものがあるだろう。

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新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く&nbsp;&nbsp;&nbsp;最新ネットワーク理論が自然界、ビジネス界、医学界、人間界に及ぼす影響をはじめて詳説した、衝撃の1冊。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;1980年代、ジェイムズ・グリックの『Chaos』(邦題『カオス―新しい科学をつくる』)が、初めて「複雑系」という概念を世に紹介し、大きな話題をさらった。それに匹敵するのが、アルバート・ラズロ・バラバシによる本書である。これは、科学界の次の主役がまぎれもなく「ネットワーク理論」であることを実証した1冊だ。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;私たちはごく小さな世界に住んでいるのではないか。この世のすべてのものが、1つにつながっているのではないか。長いこと、人間はそう思って生きてきた。実際、地球上のネットワークは、今このときも果てしなく広がり続けている。人間の脳からインターネット、経済、それに個人的な友人関係に至るまで。しかも、このつながりは決して成り行きまかせのものではない。つまり、すべてのネットワークは、純然たる秩序とシンプルな法則によって成立していたのだ。この事実に、科学者たちは少なからず衝撃を受けた。これらネットワークの構造と様式を理解すれば、私たちには驚くべき力が備わるだろう。たとえば、だれもが自分の力を発揮できる最高の社内組織を編成する、壊滅的な被害を受ける前に病気の蔓延をくいとめる、といった魔法のようなことが現実となるのだ。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;著者アルバート・ラズロ・バラバシは構造物理学者。つねに革新的な意見を発表し続けるネットワーク理論研究の第一人者でもある。その彼が、本書ではネットワーク理論の最新知識を一般向けにわかりやすく解説、研究最前線で活躍する科学者たちの横顔にせまっている。彼らは、科学界全般に共通するネットワークの法則は、社会的ネットワーク、企業内ネットワーク、細胞内ネットワークにもあてはまることを証明。「この世の中のすべての事象は相互連結している」というきわめて重要な概念をさぐりあてたのだ。さらにバラバシは語る。この知識を応用すれば、サイバーキラーによるインターネット被害も、カゼによる新種ウィルス流行も回避可能、これからの民主政治の行方を左右することだって可能だ、と。権威ある学者による、実にわかりやすい解説が魅力的な本書は、科学の新世紀の幕開けを告げる、高揚感あふれる1冊だ。 <p>&nbsp;「ネットワークに注目しよう」——― 本書のメッセージはいたってシンプルだ。これは、ネットワーク理論の誕生、特徴、進化について詳しく解説した本である。本書でバラバシはこう主張する。ネットワーク理論を、自然、社会、テクノロジー全般にまであてはめて、統一されたフレームワークを構築しよう。そのうえであらゆる事象をよりよく理解し、インターネットから身体的病気に至るまでのさまざまな問題を解決しよう。ネットワークはいたるところに存在する。つまるところ、私たちに必要なのは、それを見きわめる「目」だけなのだ、と。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;たった1つの分子や遺伝子だけに着目して病気を治癒しようとすると、医師たちはたちまち困難な問題に直面してしまう。それは、生命体に共通する複雑な相互関連性を無視しているからだ。また、ネットワークを攻撃しているのはハッカーだけではない。もろい生態系ネットワークに対しては、私たち全員がまったく援助の手をさしのべようともせず、ただ「ハッキング行為」を繰り返しているだけなのだ。こんなことばかりしていたら、じきに最悪のシナリオが現実となるだろう。すなわち、私たち人間は、あらゆる「種」のなかで、ぽつんと孤立した存在になってしまうのだ…。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;本書は、地球上すべての事象を結ぶネットワークをとりあげた、驚くべき1冊。ひとたびページをめくれば、専門分野という従来の枠組みを越えた、自由な知識空間への旅が可能になる。15におよぶ「リンク」を紹介することで、「ネットワークの新科学」という新たな革命を詳説した、見逃せない1冊。(Book Description)
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