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伊丹十三の本 ( 「考える人」編集部 )

あれは高校生のときだろうか、伊丹十三のエッセイ『女たちよ!』に出会った。ユーモアがあり語り口調で書かれた体験的で実用的な人生論から、“生きるセンス”みたいなものを教えてもらった。<P>俳優として印象に残っているのは、NHK『峠の群像』での底意地が悪い吉良上野介、ATG映画『もう頬づえはつかない』で桃井かおりが住むアパートの大家・高見沢、高倉健主演『居酒屋兆治』で酒癖が悪く兆治に難癖をつけるタクシー会社副社長の河原。いずれも主役を食ってしまう存在感で楽しませてもらった。<P>『お葬式』でメガホンをとってからは、公開初日の初回から観に行きたいと期待させる監督だった。個人的には映画への愛情があふれている『タンポポ』がいちばん好きだ。<P>この本は、それ以外にもデザイナー、イラストレーター、テレビ番組やCMの制作者、雑誌編集長、翻訳家、料理人と、多種多様な顔を持つ伊丹十三を取り上げた季刊誌「考える人」での特集を、大幅に加筆改訂して編まれたもの。<P>幼児期や少年時代・青年時代の未公開写真、『お葬式』の舞台にもなった湯河原の家、カメラや筆記具や食器など愛用品の数々、村松友視ほかエッセイストへのインタビュー集、幻の映画監督デビュー作『ゴムデッポウ』、単行本未収録エッセイ、和田誠など交友のあった人たちからのオマージュ、行きつけの店、ポスター・装幀・レタリング、妻への手紙、息子への絵葉書、スケッチ、ドローイング、年譜などなど・・・・。<P>“万能の人”伊丹十三の全貌が収められ、一切の仕事を肩から降ろし、こちらを振り返ることもなく旅立った人の痕跡が凝縮されている。<P>エッセイスト時代から影響を受けている人には懐かしく、映画監督として馴染みの人には新鮮に映る、非常に中身の濃い本だと思う。一度読めば終わりではなく、折につけ、手に取り、パラパラとめくっては、悦に入る。そんな長いつきあいになりそうな一冊だ。

 「あっ、伊丹さんだ!」そう思った瞬間、この本を手に取っていた。<BR> わたしが高校生だったころ、「女たちよ」を読んでもの凄いショックを受けた。「スパゲティの茹で方は、アルデンテでなければならない」とか、「アーティーチョークの食べ方」とか、学校でも家でも教えてくれないことが、そこには数限りなく書かれていたのだ。<P> 伊丹さんの本はわたしに多くの世界を見せてくれた。世の中にはこんなに面白いものがたくさんあるんだよって教えてくれた。そしてドキドキ、ワクワクした。その後のわたしの嗜好に大きな影響を与えてもらったのは間違いない。<P> 今日、この本に出会ったのは単なる偶然ではなくて、必然なのかもしれないと思う。本棚で埃をかぶっていた伊丹さんの本を、もう一度読んでみよう!という気持ちが湧いてきた。

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