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きみの友だち ( 重松 清 )

みんなと友だちだと思っていた。だが、事故のあとにその関係は微妙に<BR>変化する。孤立してしまった恵美は、自分と同じように一人ぼっちの<BR>由香と、いつしか言葉を交わすようになっていくが・・・。<BR>「あいあい傘」を始めとする10の作品を収録。 <P>いつも身近にいるから、いつも一緒に話しをするから、それだけでは<BR>本当の友だちとは言えない。本当の友だちって何だろう?この本を<BR>読んでいると、遠い昔に同じようなことで悩んでいた自分の姿を思い<BR>出す。作者は、友だち関係に悩むさまざまな登場人物の心の動きを<BR>細やかに描いている。傷つけたり傷ついたりしながら人は成長して<BR>いく。過ぎ去った日々が、いつか大人になったときに「あの頃のことが<BR>懐かしい。」といえる日々であってほしい。恵美と由香の日々もきっと<BR>そんなふうであったのだろう。いつまでも「もこもこ雲」が、空に<BR>浮かんでいますように・・・。<BR>悲しく、切なく、そしてさわやかな作品だった。

オムニバス形式の思春期の友情と成長をテーマにしたお話です。<BR>一つ一つのお話の主人公「きみ」は変わっていきますが,その「きみ」は一人の女の子,女性と必ず関わりを持っている,少年,少女です。<BR>後半は何となく分かっていながらも,そして反則だとは思いながらも,<BR>物語に感情移入し,感動せずにはいられないお話です。<P>いくつになっても友については考えるのかなぁと思いながらも,<BR>あの頃の好きな自分,嫌いな自分と向き合っているようで,とても懐かしく感じました。

 ほんの、本当にちょっとした友だちとのトラブルで、恵美は松葉杖なしでは生きられなくなってしまった。そして恵美はその友だちを罵ってしまった。恨みごとを言ってしまった、何度も何度も。そして恵美ははじかれてしまい一人になってしまった。<BR> その1年後、「生涯」の友だちになる由香ちゃんと出会う。でも恵美には由香ちゃん以外の友達はもう出来なくて、ずっと二人で過ごしていた。しかしだからこそ恵美は、友だちの事を真剣に、誰よりも深く考えられたのだと思う。<BR> 恵美とその周りの人々の、友だちに纏わる物語10編です。<P> 友だちってなんだろう。基本的に他人だから深くは立ち入れない。でも時と場合によっては、身内以上に親身になってくれる時もある。でもそれがうっとおしくて、邪険に扱ってしまった事もある。そして自分を守るために防御壁に使ったこともあれば、先生や両親にその友だちをよく見せる為の、踏み台にされてしまった事もある。そんな事をしてもされても、次の日からは変わらず友だちだった。<BR> そして不思議なのは、あんなに仲がよかったのに卒業なんかで距離が遠くなると、あっという間に疎遠になってしまう事が何度もあった。でもだからといって、決しておまけのような存在じゃなくて大切だった。<BR> こうして考えてみると、決して結論なんかでないと思う。でもこの物語を読んでちょっとだけ分かった気がする。友達が大切なんじゃなくて、大切だから友だちなんだ。そう考えると、巨大なジグソーパズルの1ピースがはまったような気がしました。<P> この本を読みながら、「あいつ今頃何してるんだろう?」とふと考えてしまいました。

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