「日本軍」「戦争」「日の丸」「君が代」「靖国」等の単語に拒否感を感じる方にこそ、ぜひ読んでもらいたい本です。<BR> その際には「大東亜戦争」は、「亜細亜侵略の野望」に取り付かれた「極悪非道の軍国主義者」が犯した、決して許すことの出来ない「前代未聞の犯罪行為」であり、「原爆投下」は「罪深い日本人」に下されて当然の「鉄槌」で、「東京裁判」に異論を挟むのは「反省」の足りない証拠である。などという事をしばし忘れて素直な気持ちで読んでください。<BR>あなたの心に響くものがあって・・・欲しい、と切に祈ります。<BR> 私はこの本を読んで目からウロコが何枚も落ちました。<BR>特に「天皇」「神道」の件では思わず涙が・・・。かねてから疑問に思っていた気持ちの中の欠けた部分にスコーンとはまってくれました。<BR> よくある 統計や条文を引いて日本の正当性を訴える本ではありません。<BR>ここには等身大の「日本人」の近代史に対する正直な気持ちが記されています。
孫娘への回答という形式ゆえ、全編、愛情に満ちた平易かつ丁寧な言葉で日本の近代史が綴られている。また近代史を通して、模範、礼節、道徳という感性の源について、また自分の国を意識することの重要性など、日本人の心のありかたについても触れられている。<P>ただし、日本の近代史を学ぶのに、これが最良の一冊であるという言い方は、避けたい。何か一冊の本を正しいものとして教えることには、危険がつきまとうからだ。だが、参考書としてなら、ためらいなく推せる。平易な文体ゆえ、読書に馴れていない人にもお勧めできる、優れた一冊である。
日本人の自虐史観というものはＧＨＱの巧妙な戦略により作り上げられた。<BR>ＡＢＣＤ包囲網により日本はやむなく戦争に突入せざるを得なかった。<BR>などなど。<BR>この本を読むことで初めて知る事実がいくつかあった。<BR>反省すべきは反省し、主張すべきことは主張すべき、という意見には共感した。<BR>が、もと軍国青年で敗戦時も敗戦を信じられず本土決戦しかねない状況であったという著者に、正直人間としての親しみがもてない。私とはどこか根本的に違う人種のように思えてしまう。<BR>おそらく良い悪いということではないのだろう。価値観・人生観が違う、ということなのだ。悲しいけれど、すべての人とわかりあうことはできないのだ。<BR>日の丸や君が代に対する思いも私は著者ほどにはない。それをいけないと否定されても困るのだ。<BR>園遊会で米長邦雄氏が「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」と発言したのに対し、天皇は「強制になるということではないことが望ましい」と返している。いや、まったくもって、私は天皇と意見が同じである。価値観・人生観に近しいものを感じるのである。<BR>正直、軍人・体育会系は嫌いである。（だからどうした？どうもしないさ）
