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いちご100% 18 (18) ( 河下 水希 )

舞台は終局へと近づき、連載当初の三角関係、東城-真中-西野の3人の物語へと集約されていきます。<BR>連載当初と違うのは、彼らの関係の中に、「夢」というキーワードが大きくクローズアップされていること。<P>雪の舞う寒い夜、西野がチョコレートと共に真中へ投げかけた言葉。夢への挑戦。世界中のどのチョコよりも甘く苦く彼の胸に届いたもの。<P>西野の言葉は、物語を大きく動かす力をもっています。作者が作品の外から物語を動かし、西野は作品の中から物語を動かします。彼女の言葉は小さなさざ波として真中の心に届き、やがて大きな波となり物語全体を動かします。物語のヒロインでありながら物語の紡ぎ手としての役割を与えられた儚き舞姫。<P>彼女の多面体の魅力は、七重の衣となり彼女の身を包みます。<BR>O・ワイルドの「サロメ」は女性の1面としての「妖女」性をサロメに与えました。西野は「物語の真の語り手」という役目を作者によって与えられました。<BR>「サロメ」と「西野」。二人に共通して描かれるものは、汚れた瞳では決して観る事の叶わない女性の純真さ、普遍的に女性性の核にあるであろう淡く白く七色に輝くパールの輝き。<P>舞台はクライマックスを向かえつつあります。美しく可憐に舞う舞姫は、他方、愛情を汗に、優しさを血として身体中ににじませながら踊り続けます。<P>そして、かの舞姫のもう一つの役割、物語を動かすこと。作者と彼女はこの舞台にどのような幕引きを選ぶのでしょう。次巻、最終巻です。

東城さんとは対照的で西野さんはとても穏やかな表情をしていることがおおいですが、実際は夢をとるか、恋をとるか、で揺れ動いています。この巻は東西二人の心の動きを表現したシリアスなものだと思いました。

クライマックスにむけて内容がシリアスになっていくのがこの18巻です。東城さんの大胆すぎる行動にびっくりしました。

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