汝、神になれ鬼になれ―諸星大二郎自選短編集 みんなこんな本を読んできた 汝、神になれ鬼になれ―諸星大二郎自選短編集
 
 
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汝、神になれ鬼になれ―諸星大二郎自選短編集 ( 諸星 大二郎 )

どこだったか、養老天命反転地というのあるが、諸星作品はまさにあれだ。発想の並々ならぬ奇抜さと豊かさ。そしてそれらにはあの絵が不可欠。感情移入の強い人は、ものによってはちょっと残るかも。『生命の木』―なんとも曰く言い難し。『海流祭の夜』―怖い。『闇の客人』―不気味。ところで、その怖い『海流祭の夜』だが、あんとく様に恐怖しながら島から出ようとはせず(最後に生き残りは引っ越しているので出られたはず)、祭(具体的には鳥居や祝詞)による落人の義務の何百年間もの引き延ばしとも読めて、とりあえず目の前という日本的対応がちょっと滑稽。また『闇の客人』では、つい百年前の明治期まで、時には人身御供を要する祭を実施していたというのが、かつての日本の貧しさを見せられるようで、しみじみとする。この話は、地域興しという現代的題材も含まれて実感がわく。怖いだけではない、諸星作品の深さが溢れているこの作品集を是非、手にとって味わってみてください。

安い文庫で諸星大二郎の代表的な漫画が読めるなんて、いい時代になったものだと思う。西遊妖猿伝の続編が待ち遠しい。

独特のしぶいタッチと奇妙なストーリとその奥深さで一度はまったら病み付きになってしまう諸星大二郎の世界・・・<P>本書は過去30年の短編作品の中から、諸星自身が選んだ自選集の1巻目にあたります。(もう1冊は『彼方より』)<P>●東北の隠れキリシタン村で起きた殺人事件。3日目に甦った男はキリストなのか、それとも。。。。『生命の木』<BR>●町興しで100年ぶりに復活した神迎えの祭り。新たに建てられた鳥居を抜けて異界から訪れたモノは・・・妖怪ハンターシリーズ『闇の客人』<BR>●息子が最近拾ってきた『動物』を庭の倉庫で飼い始めた。その奇妙な動物の正体は。。。『子供の遊び』<BR>など 12作品。<P>特に『夢見る機械』など、74年の作品ながら、見事に『マトリクス』のサイバーパンクな世界を描き出していて、あらためて驚きます。<P>中国歴史もの、SFもの、妖怪もの、コメディと、ごった煮のような作品集。<BR>昔、諸星を愛読していた方はとても楽しめる内容だし、<BR>諸星をこれから読まれる方には、うってつけのガイドブックになると思います。

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汝、神になれ鬼になれ―諸星大二郎自選短編集
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