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ユージニア ( 恩田 陸 )

大量毒殺事件を題材にしたミステリー小説です。<P>各章インタビュー形式で話が進んでいき、恐るべき事件の全容が分かってきます。<P>プロローグと詩は最初見た時、何のことか意味不明でしたが、最後まで読んで、所々読み返してやっと分かりました!<P>パズルが上手くはまっていくような感じの文章に引き込まれましたねー(^O^)<P>犯人の動機には納得できませんが、心の奥底の暗い部分には悲しくなりました。

ある夏の日に起こった名家の大量毒殺事件。<BR>唯一の生存者は盲目の少女。<BR>そして現場に残された不思議な詩「ユージニア」<BR>その過去の事件を巡って沢山の人たちが<BR>過去を連れて語り始める。<P>皆が皆真実への鍵を少しずつ握っているのに<BR>踏み込むことができない境界線の前に立っているような<BR>それは読んでいる自分も同じで。<BR>真犯人が目の前に見えているのに手を伸ばすことは<BR>許されない。<P>遺書を残して自殺した男の存在により一応の解決を見た<BR>その事件だけれど、時を経てさまざまな人間によって<BR>過去のその事件が再構築されていく、<BR>そのたびに早く次のページに!って思ってしまう。<P>その現場に残されていた「ユージニア」という詩<BR>冒頭にそれが書かれているんだけど<BR>その詩の雰囲気がまるごとその世界を包んでいるようで<BR>私は好きでした。<P>まるで自分もその場所にいて話を聞いている気持ちに<BR>なってしまうこの本は、<BR>蒸せかえるような夏の日にもう1度読みたい。<BR>そして私の真実に辿りつきたい。

『Q&A』『夏の名残の薔薇』といった流れがこの作品にも流れていたように思います。<BR>過去に起きた惨事を調べることによって再び浮かびあがってくる「一般によく知られた事実」との齟齬。<BR>帝銀事件+通り魔殺人のようなやるせない大量毒殺事件が、自殺した犯人の遺書によって解決してから十年ほど後、事件に関わった少女の手によってなされた聞き取り調査……の、さらに十年ほどもあと、このインタビューそのものを再び調べ直す誰かの物語。<P>『Q&A』とは違って、この誰かも、犯人も、作中で明確にされてゆき、主題を見失うことはありません。この作者は、似たような主題をリプライズする、とは以前別の本の書評で書きましたが、焦点はどんどん明確になっていってるように思いました。そして時事を絡めた主題もどんどん、なんというか、不適切スレスレになってきているような気がします。そこは恩田さんですから、不快な描写は巧みに避けて、かつて起きた大事件の、読者の記憶をうまく揺さぶってくるのですけれども。<P>それにしても視点の移動による、親しんだ語り手のハッとするような意外な側面の出し方が巧い作者だなぁと思いました。読み進むうちに魅力的な登場人物がどんどん増えていくのは読者としては歓迎です。<P>最後はちょっと、犠牲者の多さに改めて、何ともいえない気持ちになりました。エンタティメントとして充分面白かったです。

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