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機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (4) ( 安彦 良和 矢立 肇 富野 由悠季 )

基本的にテレビシリーズの展開から逸脱しないことが、かえって物語を生々しく仕上げてゆく。これを当時、「子ども向け」と称して制作した度胸は見上げたものだ。<BR>読者の年齢層を考慮し、大人の事情をより詳細に語っているが概ねの展開はこうだ。<BR>非戦論は理想だが、始まってしまった戦いに生き延びる為の闘争は必定。<BR>アムロ・レイの親離れを通して、「非戦」と「避戦」の違いをも描く。<BR>そしてファンのためにはお約束、男前の活躍も。<BR>無邪気過ぎるガルマ坊ちゃまの言動が、シャアの傷をえぐるようにして怨念が友情を押しのけるのだ。お兄ちゃん育ちと末っ子気質のバランスが崩れ、心を許す友人の一挙手一投足が殺意に転化されるとき悲劇は生み出された。<BR>謀るが勝ちか、嵌められることが不運か。「生まれの不幸」呪ったのは、はたしてどちらなのか。

アニメ版を補完しながら目端の行き届いた描写を展開している本作。本巻でもガルマ特攻のエピソードでは、反ジオンゲリラの動きなどが絡め、テレビ版のストーリーを膨らましている。<BR>一点苦言があるのは、モビルスーツに比べ、旧来兵器であるドップ戦闘機、マゼラ・アタック戦車などの威力が弱く描かれていることだ。もちろんミノフスキー粒子の多用によって有視界内の戦闘でしか効果がなくなったとの設定があるためだろうが、それにしてはガンタンクやホワイトベースの装甲は固すぎやしませんか、と思ってしまう。この点はアニメ版での描き方をそのまま継承しているのだが、バランスが悪いように思う。

オリジナルの魅力は凄い。面白い。<BR>画力もピカイチ。今後の展開に期待。

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