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われら以外の人類 猿人からネアンデルタール人まで ( 内村 直之 )

 サブタイトルを見なかったので、“あの手”の本だと思った。「超文明」というやつだ。いろんな「証拠」をかき集めて、ヒトならぬ異世界の住民像がリアルに語られる。なにせ、この本のオビにも「地球上にはいつも、2種類以上のヒトが共存していた」とある。そうか、こっちの舞台はヒトだったのか。でも、あとはまあ同じです。本屋さ~ん、“あの手”の棚にも置きましょう。朝日新聞の科学記者が書いてるからって、あなどらないでくださいね。<BR> 「われら以外の人類は、どこから来てどこへ行ったのか」と問う著者は海外の多くの研究者にも面会取材し、遥かな人類の痕跡を集めてくる。謎解きに取り付かれた彼ら“人類探偵”たちの情熱も代弁する。問いはこう続く「それはわれわれホモ・サピエンスの未来にも重なることなのか」。その答えを探す中で、壮大な人類家系図が浮かび上がる仕掛けになっている。<BR> 人類は700万年前に10万人足らずから始まった。それ以来、枝分れや絶滅を繰り返しながら、約20種のヒトを作ってきた。数種が併存する時代もあった。総人口1万人にまで減り、絶滅にも瀕した。唯一生き残った現生のホモ・サピエンスは、20万年かけて六十数億人に盛り返した。過去2種のヒトビトと共存した実績も持つ――。<BR> 遠大な家系図だけでも日頃の憂さは晴れていくが、著者の本当の狙いは2つ目の問いにある。独りぼっちで栄えるわれわれは独善に陥るようになったが、「滅び去ったわれら以外の人類たち、そしていろいろな動植物がいたからこそ、われわれの今がある。(中略)ホモ・サピエンスは、自分と地球上のすべての生物の進化と滅亡にも気がつかないといけない」のだ。これが答えである。せめて遠くついえたヒトビトへ思いを馳せたい。“あの手”で行こう。<BR> 一般向けでありながら、近刊の類書と比べて索引・専門知識解説・文献紹介や読書案内が充実している。“いい本”の必須条件である。

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