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生命とは何か―物理的にみた生細胞 ( E.シュレーディンガー 岡 小天 鎮目 恭夫 )

 今日の分子生物学の道を切り開いた元祖であるシュレーディンガーは、科学に対する論及の切れ味と門外漢である生物学への謙虚さを、60年後の私達にさえ色褪せることなく力強く語りかけてくれます。この書籍に啓発された数多くの学者がキラ星の如くノーベル賞を受賞しているのもうなずける気がします。その代表例がDNAの二重螺旋構造を解明したクリックとワトソンです。実は、この古典を読む直接のきっかけは、ワトソン氏の最近の著作「DNA」にその様子が生々しく描写されていたからです。<BR>       <BR>「生命とは何か」の見せ場は。<BR>①シュレーディンガーの恩師である原子論の立場にたつ統計力学の指導者ボルツマン。<BR>②突然変異を提唱したフリース。<BR>③染色体の分子構造の解析に迫り、シュレーディンガーに「物理学の別の法則」を示唆し予言させたデルブリュック。<BR>彼ら3人に対するシュレーディンガーの言及が興味深い。不思議と三者の固有名詞がそれぞれ8回も出現し、この書籍の人名出現頻度数ベストワンを形成しているのも偶然ではあるまい。<BR>      

大変有名な物理学者の一人であるシュレーディンガーが、自分の領域である物理学の観点から畑違いの分野である生物学にアプローチするという、その他分野に対する先駆者的な心意気が感じられた。この本は、生物物理の原点とも言える本であり、数々の科学者から名著として崇められてきた。私もこの本を読んでみたが、私が本来物理学に興味があり、また、大学のゼミで生命科学に関して勉強してきており、生物学などにも興味の矛先が向いてきたということもあり、本自体は1951年出版の「古典」ではあるものの、我ながらに「ホット」な話題が満載であった。

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