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私は赤ちゃん ( 松田 道雄 )

 松田道雄が1960年、このような歴史的な題名の本を岩波新書から出したことに驚きを感じます。<BR> <BR> 「育児というものは大人が大人の価値観で子どもを型にはめていく行為である」という常識を打ち破ろうとしたのです。<BR> <BR> 彼の言葉で好きなのは「子どもはその年齢において一個の人間として完成しているのである」です。<BR> 子どもと対峙しないといけないとき、私はこの松田の言葉を思いだします。<BR> 赤ちゃんも赤ちゃんなりに、その年なりに完成した人間である。<BR> この視点で、赤ちゃんをみると、今までみえなかったことが見えるようになります。<BR> 赤ちゃんは保護されないといけないかもしれないが、それなりに個性があり、それを大切にして育てることは大切だ。<BR> 松田の「子育て」あるいは「育児」の常識への不適な挑戦です。<BR> 「私は赤ちゃん」と赤ちゃんは主張している。言葉では言わないが、そういう存在である。<BR> すばらしい本です。<BR> 松田の、日本社会の育児にたづさわる母親や保母さんたちへの確信をついた題名。<BR> 松田道雄はやはり天才ですね。<BR> 大人の価値観で育てられてきたものにとっては、自己を振り返る言葉であり、子どもとどう生きていくかを考えさせた言葉でした。<BR> 夏目漱石の「我が輩は猫である」は猫の世界から人の世をみた作品でした。<BR> 松田道雄の「わたしは赤ちゃん」は赤ちゃんは赤ちゃんの世界から人の世を観ているのだ。すごいなぁ!!

1960年代の生活、今とは違うところばかりですが<BR>そんな中でも子どもと向き合う時間は変わることなく<BR>こうして育児は繰り返されてきたのだなととても興味深く読みました。<BR>新聞掲載されていたものをまとめただけあって<BR>1話1話が読みやすく忙しい生活の中で細切れになってしまおうとも<BR>どんどん読めます。<BR>育児に悩みとまどっているお母さん、<P>「そのままでいいんだよ、安心して子育てを!」と<BR>応援してもらえるような、そんな一冊です、是非!

 親や世の中に対する不平不満を赤ちゃんに語らせるという形式で、生後から1歳半までの育児の問題の数々を平易な文章で解説している。自分が買ったのはなんと第54刷のもので、初版は1960年に出版されている。もう半世紀近くも前に書かれたものを今自分が読んでいるとは感激である。とてもユーモアあふれるエッセイで、楽しく読めた。<P> 世に氾濫する育児書に対しては著者はかなり懐疑的なようだが、「標準」とか「常識」という言葉に振り回されずに、自分にとって必要で有益な知識だけを獲得できるというのも親の大切な資質であると思う。情報洪水が著しい分野についてはなおさらである。<P> 子供への愛情過多は、子供に「他を愛することの喜びを失わせて」(23頁)しまうという著者の意見には賛成。他を愛することの喜びを知らないということは、他の痛み・悩みがわからないということである。愛されたいと思って他人の注意を引こうとする必要がなくなれば、誰も相手を理解しようとは思わなくなるだろう。そんなことをしなくてもすでに過剰な愛情を受けているのだから。<P> 赤ちゃんだって十人十色だ。ありきたりにかわいがればいいとは限らないし、突き放してばかりいてもいいというわけではない。「人間そのものを見よ!多様性を認めよ!」これは大人だけではなく、赤ん坊にも当てはまることなんですよ、というのが本書の最大のメッセージだと自分は思っている。

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