「たけしの死ぬための生き方」(ビートたけし)、書評
ビートたけし。こと北野武さんはバイク事故で顔面麻痺になり、世間に衝撃を与えた。
本作品は、そのバイク事故前後のエッセイをまとめたエッセイ集。
事故前のエッセイや病室で考えたこと。その中で、結局、自分は何を価値とするのかを自分の思うがままにつづっている。
結構、同意できる部分も多いのだが、極論の中に埋もれているため、そのよさは半減している印象。
本作でも感じたことだが、あの事故以来、テレビで見かける武さんの印象は仕事にすごく意味を求めはじめているように思える。
実際にそれがどうなのかは、直接に知り合いではないのでわからないけれど。
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たけしの死ぬための生き方
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内容（「BOOK」データベースより）
まさに驚天動地の一報だった。「たけし、バイク事故で重体!」―。九死に一生を得て奇蹟の生還を果たした著者が、死の淵を彷徨いながら探り当てた思索の極みがここにある。事故から療養までの顛末を赤裸に語りつつ、自らの人生観を再検証していく。「人は何で生きるか」と厳しく自問する「哲学問答」の果て、たけしが到達した死生観とは?事故を契機に自己を見つめ直した衝撃の手記。
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