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「なぜ高くても買ってしまうのか」(マイケル・J.シルバースタイン他)、書評

 BMWに乗りながら、100円ショップに買い物に行く。

 この宣伝文句が象徴することが、本書の主張することの全てを物語る。

 本書の伝えようとしているメッセージはとてもシンプルである。

 それはつまり、現在の消費は、安くて普通の商品と、高くて質の商品への二極化が進んでいるということ。

 そして、その流れの中でとニューラグジュアリーと呼ばれる高くてよい製品が良く売れている。

 本書はその具体的な商品やビジネスを取り上げながら、その秘密を探ろうという趣旨の本である。

 これまでにないくらい値段の張る商品が、それより安い商品よりも大量に売れる時代。

 それは、多くの消費者が情報を大量に持つようになったのがその一因であると筆者は言う。

 これまでにも、他の商品との差別化についてはよく取りざたされてきた。

 本書の新しさは、そこに値段の高さ、安さという概念を取り込んだことであろう。

 商品が差別化されれば、消費者によっては値段という要素があまり大きなファクターにならないこと。

 そして、その割合が近年次第に大きくなりつつあること。

 その証拠を実例を挙げながら訴えている本であると思う。

 様々な事例が載せられているが、本質として言いたいことは、一部を読むだけでもつかむことができる種類の本だと思う。

なぜ高くても買ってしまうのか

なぜ高くても買ってしまうのか

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From Publishers Weekly
デイビッド・ブルックスはその著書『Bobos in Paradise』(邦題『ボボス』) の中で、彼が言うところのボヘミアン型富裕層を登場させることになった文化的要因を追跡した。それに続きここではシルバースタインとフィスクがその購買パターンの精密な観察を行なっている。両著者ともボストンコンサルティンググループで小売業について深く学んだ経験があり、可処分所得が過去最高に達するアメリカ中間市場の成長階層によって好まれる「新しいゼイタク」品について熟知している。著者らは、「オプラとマーサ」から買い物のヒントをもらい、洗濯機が幸福をもたらすと主張し、ハンバーガーチェーン店の代わりに「気軽に行ける簡易」レストランで食事をする人々について語る。
多くの章で特殊なゼイタク品を製造する会社に焦点が当てられる。たとえば、ビクトリアズ・シークレットは、アメリカの女性はブティックに展示されている魅力的なランジェリーなら多少高価なものでも喜んで購入すると確信した先見の明ある小売業者が買収するまではみすぼらしい店だった。キャロウェイゴルフの例でも、ゼイタク品を求める新購買層にねらいを定めわずか3年足らずで10倍の収益増を達成できたことが紹介されている。おもちゃ市場でさえ、購入品の由来を知りたいという消費者の願望に訴える大きな物語を背景に持つアメリカン・ガール人形のような高額商品が育つ土壌になることがある (ワイン愛好家がカリフォルニア・ヴィンテージの腕前を示す機会に跳びつくように)。本書には繰返し部分が多いといったような文章技術上の小さな欠陥はあるものの、もうかる (たとえば、独身女性は年間3750億ドルも稼いでいる)市場に対する優れた洞察が見られ、実践経済に関心のあるすべての人にとって必読の書であるといえる。
Copyright 2003 Reed Business Information, Inc.

内容(「MARC」データベースより)
BMWで100円ショップへ行く…。もはや平均的な消費者はいない! アメリカ消費者の10年以上に渡る調査から、消費行動の新しい現実を浮き彫りにする。

  
 
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