黒い雨 井伏鱒二
■僕はこんな本を読んできた - 書評と引用 - ■
Welcome to MM-Labo.com / Mitsuharu Matsumoto Laboratory
 
 
●トップページ
 
●研究員紹介
●研究所規則
●著作権・免責・リンク
●掲示板
●アクセス解析
●お問い合わせ
●更新情報
 
仕事関連

▼お仕事のご依頼

執筆、取材、講演のお問い合わせはこちらからお願いします。

▼広告のご依頼

MM-Labo.com内への広告のご希望はこちらからお願いします。

サーチ


サイト内を検索
WWW全体を検索

Powered By Google

 

「黒い雨」(井伏鱒二)、書評

 原爆が落ちた後には、街に黒い雨が降ったという。

 原爆に熱せられた熱い空気が上昇気流を作り、上空に雲ができるからだ。

 黒い雨は、広島の原爆について綴った井伏鱒二の古典的名作である。

 この物語は、重松と呼ばれる男と、その姪の矢須子、その周辺の人々の物語である。

 原爆そのもので被害にあった人を一時被害者とすれば、本書は、原爆の二次被害者の物語だといえるだろう。

 被爆された方は原爆の後遺症に悩むだけでなく、社会的にも大きな差別を受けたようだ。

 本書を読む限り、被爆した女性は、結婚先から断られるようなこともあったようだ。

 時々、各人の手記が書かれているのだが、そのコメントは生々しく痛々しい。

 

 若干古い文章のせいか、所々読みにくい部分もある。

 だが、一度は読んでおくべき、古典であるとは言えるだろう。

黒い雨 井伏鱒二

黒い雨 (文庫)

黒い雨 (単行本)

井伏鱒二全集〈第23巻〉くるみが丘・黒い雨 (全集)

↑ご購入は、こちらからどうぞ。

内容(「BOOK」データベースより) 一瞬の閃光とともに焦土と化したヒロシマ。不安な日々をおくる閑間重松とその家族…彼らの被爆日記をもとに描かれた悲劇の実相。原爆をとらえ得た世界最初の文学的名作。

内容(「MARC」データベースより) ピカドンによる肉体・精神の苦悶と悲しみ。重松の被爆日記、閑間夫人の戦時中の食糧雑記、岩竹医師の被爆日記、岩竹夫人の看護日記他をもとに、悲劇の実相を日常生活の場で淡々と描く、世界文学史上不朽の名作。

  
 
サーチ:
Amazon.co.jpアソシエイト

 

Amazonは本のオンライン販売で世界的に有名なオンラインショップです。

現在では、書籍だけでなく、CD、DVD、ビデオ、ソフトウェア、TVゲームなども販売しています。

boopleSearch

Boopleは、日販IPSが運営する本のオンラインショップです。

豊富な在庫量を売りにしており、書籍在庫45万点を誇っています。Boople = Book + Peopleという名前の通り、書籍に特化して販売を行なっているようです。

e-BookOffは、古本販売で有名なBookOffのオンラインショップです。

古本屋ですが新書も多く取り扱っており、Amazonで在庫のないものでも扱っていることがあります。より安く書籍を購入なさりたい方には、お役に立つかもしれません。

 

■トップページ ■研究員紹介 ■MM総合研究所規則 ■ 著作権・免責・リンクについて ■アクセス解析 ■お問い合わせ


Valid HTML 4.01!  Valid CSS! MM-labo

Copyright(C) 2002 - Mitsuharu Matsumoto All rights reserved.