きらきらひかる
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「きらきらひかる」(井上由美子, 伊武桃内)、書評

 「きらきらひかる」という題名の小説は、現在のところ恐らく2冊ある。

 一つは、「冷静と情熱のあいだ」などで知られる江國香織氏の書いた「きらきらひかる」。

 そしてもう一つが、本書である。

 これら二冊は、内容が全く異なっており、本書「きらきらひかる」は、深津絵里主演でドラマになった監察医の物語のノベライズ版である。

 もともとは、郷田マモラ氏が連載していた「きらきらひかる」という漫画が原作のようだ。

 監察医とは、死因が不明な急性死、事故死などといったいわゆる不自然死のうち、犯罪の疑いのないものについて検案、解剖する医師のことであり、僕にとってなじみの薄いものだった。

 天野ひかるという人間味溢れる監察医を主軸に、個性溢れる四人の女性が、様々な事件を通して、友情を深め、いくつかのドラマが展開される。

 人の死という間違えば、暗く、悲しい物語になりそうなテーマを、人の痛みや弱さなど、人間味溢れるテーマへと非常にうまく切り替えている。

 主人公の明るさや、その周りを支える人々の個性によって、暗さはなく、むしろ、明るいすがすがしい物語になっている。

 小説を読む限り、ドラマとしてかなり面白かったであろうと思われる一冊である。

 本書の中で象徴的だった台詞を以下に挙げておく。

 死んだ人は生き返らないわ。生きている人は、痛い、とか熱かった、とか話すことができるけど・・・この人には、何の準備もなく突然、死が訪れたのに、何も二度と喋れない。・・・

 だから、解剖して・・・どれくらい苦しかったのか、何か訴えたいことがあったんじゃないか・・・最後の言葉を聞いてあげたいの

きらきらひかる

きらきらひかる (残念ながら、現在取り扱いをしていないようです。)

きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File4) (漫画文庫)

きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File3) (漫画文庫)

きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File2) (漫画文庫)

きらきらひかる―浪速美人監察医物語 (File1) (漫画文庫)

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内容(「BOOK」データベースより) 物言わぬ死体の最後の言葉を聴く―事実と真実の間を『情』で埋めようとする新人監察医、天野ひかる。そして、真実は一つしかなく『情』は必要ない、と考える大学の法医学教室助教授の杉裕里子。そんな二人を暖かく見守る田所部長と同僚の監察医たち。日々、運び込まれる死体の最後の言葉を聴き、人の死と向き合うことで生きることの素晴らしさを伝えようと努力する監察医の世界を描いた話題のヒューマン・テレビ・ドラマを小説化。

内容(「MARC」データベースより) 物言わぬ死体の最後の声を聴く、それが監察医の職務。情にもろい新人監察医・天野ひかると、冷徹に事実を突き止める法医学助教授の杉裕里子。人の生と死をひたむきに追う監察医の世界を描いたTVドラマのノベライズ。

  
 
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