GOTH - リストカット事件 乙一
■僕はこんな本を読んできた - 書評と引用 - ■
Welcome to MM-Labo.com / Mitsuharu Matsumoto Laboratory
 
 
●トップページ
 
●研究員紹介
●研究所規則
●著作権・免責・リンク
●掲示板
●アクセス解析
●お問い合わせ
●更新情報
 
仕事関連

▼お仕事のご依頼

執筆、取材、講演のお問い合わせはこちらからお願いします。

▼広告のご依頼

MM-Labo.com内への広告のご希望はこちらからお願いします。

サーチ


サイト内を検索
WWW全体を検索

Powered By Google

 

「GOTH - リストカット事件」(乙一)、書評

 乙一さんの描く人物は、やはり、観察者だと思う。

 特に、殺人者、あるいは、死に興味を抱く人物を描くとき、それが強い。

 本書は、森野と呼ばれるゴシックロリータ(いわゆるゴスロリ)の高校生と、主人公であり、同級生でもある”僕”とで構成される連作。

 森野は、人と交わることがほとんどなく、クラスの中でも浮いている。

 一方、主人公の僕は、世間に対しては、明るい人物を演じている。

 しかし、森野も僕も、”死”に興味を持っており、また、ほかの人物とのかかわりへのクールさという点で共通点がある。

 そんな二人のかかわった”死”に関するいくつかの物語が収録してある。

 そして、ほとんどそのすべての場合、各登場人物は、死に対して、”当事者であるかないかにかかわらず”、感情の激流に飲まれるのではなく、感情を観察するかのように振舞うのだ。

 いわゆるホラー小説としての乙一さんの小説の”怖さ”は、

 人が死ぬ。を、例えば、葉っぱが落ちる。とか、砂塵が舞う。

 とか、いう”事象”と同列で捕らえていることにあると思う。

 そして、観察者である登場人物は、それを、ただ、観察し、反応を理解しようとするだけなのだ。 

GOTH リストカット事件 乙一

GOTH - リストカット事件 (単行本)

GOTH - リストカット事件 (文庫)

↑ご購入は、こちらからどうぞ。

出版社/著者からの内容紹介
ぼくは、死体が見てみたい…


内容(「MARC」データベースより)
森野が拾ってきたのは、連続殺人鬼の日記だった。学校の図書館で僕らは、次の土曜日の午後、まだ発見されていない被害者の死体を見物に行くことを決めた…。触れれば切れるようなセンシティヴ・ミステリー。

  

デルコンピュータ製品一覧

サーチ:
Amazon.co.jpアソシエイト

 

Amazonは本のオンライン販売で世界的に有名なオンラインショップです。

現在では、書籍だけでなく、CD、DVD、ビデオ、ソフトウェア、TVゲームなども販売しています。

boopleSearch

Boopleは、日販IPSが運営する本のオンラインショップです。

豊富な在庫量を売りにしており、書籍在庫45万点を誇っています。Boople = Book + Peopleという名前の通り、書籍に特化して販売を行なっているようです。

e-BookOffは、古本販売で有名なBookOffのオンラインショップです。

古本屋ですが新書も多く取り扱っており、Amazonで在庫のないものでも扱っていることがあります。より安く書籍を購入なさりたい方には、お役に立つかもしれません。

 

■トップページ ■研究員紹介 ■MM総合研究所規則 ■ 著作権・免責・リンクについて ■アクセス解析 ■お問い合わせ


Valid HTML 4.01!  Valid CSS! MM-labo

Copyright(C) 2002 - Mitsuharu Matsumoto All rights reserved.