GosickS ゴシックエス 桜庭一樹
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「GosickSU ゴシックエス・夏から遠ざかる列車」(桜庭一樹)、書評

 GosickSは桜庭一樹のGosickシリーズの短編集。

 夏休み2人学園に残ったヴィクトリカと久城一弥。

 2人の元を訪れる不思議な事件をヴィクトリカが次々に解決していく。

 という路線は変わらないのだけれど、それ以上にそれぞれのキャラが立っていて、なかなか愛らしい。

 GosickSでは、本編で書かれなかったちょっとした謎とかも解かれるので平行して読んでいくのがよいであろう。

  

GosickS ゴシックエス・夏から遠ざかる列車

↑ご購入は、こちらからどうぞ。

出版社/著者からの内容紹介
夏休みの学校、一弥とヴィクトリカは二人っきりで何を想う
貴族の師弟が多い聖マルグリッド学園。夏休みには殆どの生徒が帰省やら避暑にやら出払ってしまうなか、一弥は誰もいない学園にヴィクトリカと二人残されていた。夏休みの出来事を綴る大ヒットシリーズ短編集第二弾。

内容(「BOOK」データベースより)
少女は白いドレスを着て、緑の絨毯の上で待っていた。草いきれすらも、心地よい。会えるのだから。二人しか、ここには居ないのだから。そう、陶製の人形のような少女―ヴィクトリカは、今日も彼が来るのを待っている。少年・久城一弥が、かけてくるのを。芽吹いた緑たちが。噴水からこぼれおちる水の青が。そしてそれらを照らす陽の赤が。すべての色が輝きを増し、光に包まれ、命が生きようとする季節―夏。やがて訪れるであろう崩壊と、別離を前にした一瞬の平和―刹那。二人だけの学園にて、一弥とヴィクトリカは同じ時を生きる。世界を語る。謎を―混沌のむこうにある心を知る。そして、お互いを思う。ひと夏の間に重ねられる、淡い逢瀬の物語。ゴシック・ミステリー短編集。

  

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