書評と引用 氷点 三浦綾子
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「氷点」(三浦綾子)

 氷点は、1964年に朝日新聞1000万円懸賞小説で入賞した三浦綾子氏のデビュー作である。

 クリスチャンである三浦綾子氏の小説には、遠藤周作氏のように、その宗教観を織り込んだ小説も多いが、本書は、むしろ、キリスト教ではなく人間の原罪について深く踏み込んだ小説だと言えるだろう。

 ごくありふれた医者夫婦に起きる突然の惨事。

 その時間に雇いの医師と浮気をしようとしていた妻。

 そんな妻への罰として、殺人者の娘を養女として育てることにする夫。

 亡き娘への愛情と失意を胸に、それを知らずに養女に愛情深く育てる妻。

 複雑に絡まった人間模様の下、人間の嫉妬や残酷さが鋭く描かれる。

 時にたどたどしい描写もあるが、氷点は、三浦綾子氏の著作の中でも非常に力の入った書籍だと言えるだろう。

 そして、その意気込みが、文中のいたるところに感じられる迫力のある作品となっている。

氷点 三浦綾子

氷点 上 文庫

氷点 下 文庫

氷点 三浦綾子小説選集〈1〉 単行本

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出版社/著者からの内容紹介 三浦綾子氏の没後1年追悼企画。氏の代表的な作品を、夫であり、創作活動における最大の協力者であった三浦光世氏がみずからセレクトした、「三浦綾子小説選集」の第1巻。キリスト教の説く「原罪」をテーマとした重厚な作品。著者のデビュー作。朝日新聞1000万円懸賞小説入選(64年)。

内容(「BOOK」データベースより) 人間の生と死を見つめ、三十五年にわたり人々に愛のメッセージを送りつづけた作家三浦綾子珠玉の小説選集―第1巻は、三浦文学の原点といえる『氷点』。

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