ブラックランドファンタジア 定金伸治
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「ブラックランドファンタジア」(定金伸治)、書評

 定金伸治さんは、「ジハード」や「姫神-Kishin」などで知られるファンタジー作家。

 最近は乙一さん、松原真琴さんとともに書いた「トルコ日記」などで知られる。

 纏足のように体を縛られ、幼女の体のまま成長した天才的な記憶力の持ち主ネムとその弟スィンとが繰り広げる賭けチェスの物語。

 「ジハード」や「姫神-Kishin」は、数冊続くシリーズ物なのだが、これは1冊完結なので、長いものが苦手な人によいかもしれない。(といっても、前2作とは物語の雰囲気はだいぶ異なるのだけれど・・・。)

 定金伸治さん自身も書いているがちょっとミステリィっぽいところもあるのでそのあたりもお勧めである。

ブラックランドファンタジア ブラックランドファンタジア

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出版社/著者からの内容紹介
真剣師が背負うのは、ロンドンの未来。
19世紀ロンドンでは、賭けチェスで様々なものが取引されていた。貴族に雇われた真剣師は自分の命を懸け駒を進める。少年スィンは、姉ネムの天才的な頭脳を借り大逆転。その勝敗は大きな陰謀を動かす。

内容(「BOOK」データベースより)
19世紀英国帝都―。貴族の間では様々なものをチェスの賭けとする真剣“デュール”が流行していた。スィンは真剣師として雇われ、雇い主の代わりに勝負する。特異な環境に育った姉・ネムが驚異的な記憶力を用いて勝負を混乱させ、大逆転を収めた。それからスィンの周りで不可解な事件が続く。その裏には行方不明の父、サー・チャールズ・リスタデールの影が見え隠れする。ふたりの運命はどう動く。

  
 
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