Itと呼ばれた子
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「Itと呼ばれた子」(デイヴ ペルザー)、書評

 吐き気のするような悪というものは、この世の中に確かに存在する。

 「幼児虐待」もまた、そんな目を背けたくなるような悪の一つである。

 本書は、母親からIt(それ)と呼ばれた著者が自身の幼児期の体験をつづった自叙伝である。

 殴られる、けられるなどの暴力はもちろん、ナイフで刺される、アンモニアや漂白剤を飲まされる、食べ物は食べさせてもらえない。

 そのような目を背けたくなるような仕打ちが本書を通して、これでもかというぐらいに現れる。

 物心付いた頃には、優しかった母親。

 それが筆者が4,5才の頃には、上記のような鬼のような母親に変わる。

 子供だった著者の視点からは、突然変わってしまった母親に何があったのかは分からない。

 (ただし、若干ではあるが、母親が精神を病んだと思われるエピソードが本書中に記述されている。)

 本書には、同一の作者による続編や類書がいくつかあるようなので、そちらの本で謎が解けるかもしれない。

 とにかく、幼児虐待の現実を知る上で、避けては通れない一冊であろう。

Itと呼ばれた子

"It(それ)"と呼ばれた子 (単行本)

“It”(それ)と呼ばれた子 (文庫)

↑ご購入は、こちらからどうぞ。

内容(「BOOK」データベースより)
母親に名前さえ呼んでもらえない。「That Boy(あの子)」から、ついには「It(それ)」と呼ばれる―。「なぜぼくだけが?」米カリフォルニア州史上ワースト3の児童虐待を体験した著者が、赤裸々に語った壮絶な日々の記録。

内容(「MARC」データベースより)
母親に名前さえ呼んでもらえず「It」と呼ばれる。残り物しか食べさせてもらえない。アンモニアを飲まされる。児童虐待の被害者が、幼児期のトラウマを乗り越え、自らつづった壮絶な日々の記録。

  
 
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