英語ライティングルールブック―正しく伝えるための文法・語法・句読法 みんなこんな本を読んできた 英語ライティングルールブック―正しく伝えるための文法・語法・句読法
 
 
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英語ライティングルールブック―正しく伝えるための文法・語法・句読法 ( デイヴィッド セイン David A. Thayne )

この本の非常に良い所は学習用としてよりも、カジュアルな文体からビジネスまで「実務」で使える知識が取り上げられている事です。基本的な文法から単語の細かいニュアンスの違いまで、ライティングを視点をして解説されているので、普段英文メールのやり取りが多い私にとっては手放せない1冊となっています。思わずハッとするような語彙のミスなども指摘されているので、英語を使う人は一度は読んでも絶対に損のしない内容だと思います。初級者には難しいでしょう。中級者以上の方に是非お奨めします。

 大学教育を受けていない私の英語は、多分に自己流でした。それでも20年ほど修行を続けてくるうちに、世間にははずかしげもなく間違ったtype settingsをしている文書や書籍が多数あることに気づくようになりました。最近では海外の文献も怪しいのがどっと増えました。私に言わせてもらえば、poorな英文ドキュメントかどうかは、パンクチュエーションズ(区切り文字)の使い方から、即座にわかります。<p> 自分の記憶をたどってみると、中学校1年生の頃の、つまり最初に英語の授業を受けた当時に、実はそれを習った記憶があります。でも、当時はタイプライターすら使わせてもらえないし、キーボードなんて陰も形もない時代です。すっかり忘れていました。(^^;<p> 20年前だと、ロング・セラーだった旺文社の「独習タイプ教本」なんてのがまだ残っていて、typescriptingの基礎を学べました。でも、最近は部下に読ませたい良い本がなかなかありませんでした。<p> 本書の本文は4章立てですが、そのうち第4章をまるまる割いて、パンクチュエーションズの使い方が述べられています。こんな書籍、いまどきなかなかありません。値段も手ごろなので、一冊もっておくと恥をかかずにすむかもしれませんよ。<p> 英文ドキュメントを書いたり、e-mailしたりする機会があるなら、そしてnativeたちに足元を見られたくないなら、身に付けておきたい常識が満載です。<br> DHC社は化粧品で有名になりましたが、本業の翻訳がらみの書籍も出してたんですね。(^^)

 中級者以上向けです。かなり細かいことまでカバーしている分、説明がくどくなくすっきりした構成で読みやすいのが良かったと思いました。文法編は、『前置詞』、『不定詞と動名詞』、『冠詞と単数・複数』、『受動態』、『助動詞』、『接続詞』、『時制』、『否定』を既にある程度理解していることを念頭においた上で実践的な用法中心に紹介しています。個人的に一番役立ったのが、語法編でした。普段頻繁に使用する単語でもある『間違いやすい類義語の使い分け』は、「…させる」(let/make/have)を正確に使っていなかったことを思い知りました。単純に「チャレンジする」を使う場合は「抗議」の意味合いのあるchallengeよりもtryのほうが良いなど、『英語と日本語のずれ』では、その単語が持つニュアンスや含みを知らずに表面的だけで判断してしまう日本語的考えから、英単語を使う危険性を指摘。他に『冗漫な表現と簡潔な表現』や『差別的表現とPC(政治的に正しい)表現』とどれ一つとっても有用な情報ばかりでした。論文作成の際やビジネスレターのやり取りでかなり重宝しそうな第三章の句読法編。最後に英米語の違いを紹介した終章と、今まで勘違いや混同したまま使っていた自分の英語が、本書によって、あらためて整理された点が何よりも良かったと思いました。

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