本の進み方は簡単な曲を作りながらいろいろなパートの説明です。 <br />でも、ひとつひとつのパートの役割や作曲をする時に注意することなどかなりわかりやすい文で説明してあります。 <br />しかも、わからない音楽単語などにはちゃんと注意書きで説明してくれてますので安心！ <br />初心者が迷うＭＩＤＩ環境のことも詳しく書かれてますし、ＣＤの焼き方、作曲コンテストをやっているサイトの情報など <br />曲が完成した後のことにまで配慮してくれてるのには驚きました。 <br />この本があればほとんどの方が初心者レベルを脱出できるでしょう。 <br />音楽理論などは詳しく説明してるわけではないので作曲のやり方をだいたいわかるようになったら他の本を買うのもいいと思います。 <br />でも、この一冊があればだいたいのことはできてしまうぐらいいい本です。

作曲法の本やコード理論の本はいくつかありますが、それらの知識だけを勉強しても実際に曲を作ることにはなかなか結びつきません。必要なのは、とにかくいくつもの曲を実際に作ってみて、いろんなパターンを経験として蓄積することなのです。そのためには、余分な理論のお作法は必ずしも必要でなく、この本はそういった、とにかくつくってみたい人にお薦めの一冊です。 <br /> DTMの基礎的な説明のあと、コード（和音）についての必要最小限の説明でコード進行を作成し、それにドラムやベースを載せていって曲を作ります。最後のメロディをつくればほぼできあがりになります。 <br /> この本を用いても、これらの作業に、ある程度のセンスと労を惜しまず時間をかけることは必要ですが、まずは自分でいろいろやってみて試してみるのが、クリエイティブと思います。詳しい理論書は、もう少し自分でつくれるようになってからで十分でしょう。