ディープなネタというマニアックさを求める人には少々物足りないかもしれません。 <br />ライト層向けの楽しいゲーム本という感じ。 <br /> <br />不満は、有野の挑戦のコーナーが手短過ぎるのが読んでて物足りないです。 <br />そして有野の挑戦のコーナーが横書きになっててなんか読みづらい。 <br />確かに構成もあまり良くないですね。 <br />メーカーで分けるんじゃなくてコーナーで分ければいいのに。 <br />ホントに読みづらい。インタビューページ以外は読むのがおっくうになる。 <br /> <br />クリエイターの裏話や雑談を暇つぶし程度に軽く読めるという点では面白いかなというライトな本です。

フジテレビのＣＳ放送で放映されている同名のＴＶ番組を書籍化したものです。<p>内容は「クリエイターインタビュー」「有野の挑戦（番組ナビゲーターの有野晋哉氏（よゐこ）によるＯＬＤゲーム攻略企画）」「代表的ゲームソフト」がごちゃ混ぜに配置され、最後に有野氏の書き下ろし文で〆る、というのがゲームメーカーごとに延々と続きます。<p>内容は興味深いんですが、インタビューの途中に他の内容が挿入される構成のマズさ（挿入位置にまったくデリカシーがなく、質問・回答の途中だろうがそこでページが終わっているのなら平気でぶつ切りにする）で、非常に読みづらい仕上がりです。<p>他にも「代表作の選定に変な偏りを感じる」とか「その代表作紹介で肝心なデータが抜けてる（“スターフォースのアーケード版はテーカン（現テクモ）製”とか“高橋名人の冒険島はワンダーボーイのキャラ挿げ替え”とか）」など、いくつか情報の脱落が見受けられます。何かスタッフが自分たちの知識だけで作っちゃったような雰囲気です。<br>てか、「頭脳戦艦ガル」を知らないようじゃねぇ…あの時代のファミっ子に少なからずトラウマを残した作品なのに…ダメじゃん。<p>先にも書いたように、内容はとても興味深く、面白く読みました。ただ、先に挙げたヒネクレたページ構成がその興味をいちいち潰してくれるのが腹立たしく感じたのも正直なところです。<br>変な凝り方しないで、素直に普通の構成にしてくれてれば、素直に薦められる本なのになぁ。残念。