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図書館戦争 ( 有川 浩 )

 貶しているわけではなく、ほめている。良くこんな馬鹿な設定を思いついたと、作者の想像力に感服する。どう考えてもあり得ない設定なのに、実に説得力のある世界観を作り出している。新人だけあってまだ描写力に難がある部分もあるが、設定、世界観の構成が見事なものなので、その点の難を見事に吹き飛ばしている。 <br /> もう一つ難を言うならばキャラクター設定と配役が類型的過ぎることだが、ここはこうなるだろうなという先読みを、ものの見事に全部パターン通りに出してくるため、出来の良いミステリーと逆の快感(つまり、「水戸黄門」のような安心できるパターン化)がある不思議な小説だ。もしかして作者は意図的に類型的なキャラクター設定にしたのだろうか?だとすれば、その力量は大したものだと思う。

発想と設定は秀逸。<br />ライトノベル畑の人なので文体も読みやすい。なので普段本を読まない、あるいは読んでもラノベぐらい、という中高生でもとっつきやすいと思う。<br />しかし、それが皮肉にも内容の薄さを感じさせる。あまりにコミック的なキャラクターと稚拙な表現。心理的駆け引きの場面も多いが、前述ゆえにまるで緊張感が感じられない。<br />ライトノベルならまだしも、その3倍は高いハードカバーで出すには値段に見合ってない。<br />蛇足だが、ポップなノリを強調するなら伊坂幸太郎氏、重厚な駆け引きを求めるなら貫井徳郎氏、この2人がこの作品を書けば文句なしの傑作だったと思う。

本のタイトルとイラストを書店で眺めながら、気になりつつも「ちょっと胡散臭いなぁ・・・B級だったらがっかりだよなぁ」と思ってたんですが、意を決してついに購入!読んでみたら・・・なんだこりゃあ?!有り得ない!有り得ないけど、面白い!!がっかりどころか、一気にハマってしまいました(笑)おそらく、多くの人が持っているであろう図書館のイメージとは程遠いスーパー図書館が舞台です。話の内容は分かりやすく、少々先が読めたりもしますが、なんというか、引き込まれるパワーがありますね。主人公の真っ直ぐさとか、正義の味方とか、痒い箇所はてんこもりなんですが、そこがなんとも言えず大好きです(笑)私の一押しはやっぱり「鬼教官」こと堂上二等図書正ですね!!あんな教官の下でなら、私も働いてみたいなぁ♪シリーズ第二弾も出ているみたいだし、続きが楽しみです!!

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