村山4段は、近代将棋に最新定跡講座（定跡最前線特捜部）を連載しています。 <br />毎月　中身の濃い講座でプロも目を通していると聞きます。またタイトル戦でも <br />これらの変化が現れることがありました。 <br />それらをまとめた内容になっています。 <br />所司さんの将棋定跡最先端（居飛車編）（振り飛車編）よりあとから出たこともあり <br />より詳しく突っ込んで書かれています。 <br /> <br />石田流における鈴木新手等は、本家の著作と変化を比較しみるのも面白いと思います。 <br />相横歩取りは、あとから出てきた▲46角に対する新手△27角戦法も収録されていて <br />興味ぶかい内容となっています。（この変化等は、知識を入れていないと実戦では <br />最善手がその場で見つけるのがかなり困難と思われます） <br /> <br />ゴキゲン中飛車でも佐藤新手の▲96歩の説明から入って後手が端歩を受ける形、受けない形 <br />を解説しています。 <br /> <br />全体的にアマが知りたい戦形をうまくまとめてくれている好著です。 <br />村山慈明4段の今後の活躍に期待したいものです。