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大公は彼を奪う ( 橘 かおる )

『皇帝は彼を寵愛する』の続編です。 <br />作品としては読み切りなのですが、設定が同じ国の上、前作にも今回主人公となる大公セルゲイと三条の <br />大人の駆け引きが随所に出て来るので、前作を読まれた方が今作を倍楽しめると思います。 <br />また、冒頭から前作の内容で語られていられなかった裏側の部分でのセルゲイと三条のやり取りが <br />繰り広げられているので、やはり読み切りとするよりは、主役カップリングは違えど続編という感じです。 <br />(逆に前作を読んでいないと「?」という部分もあるかも知れません) <br /> <br />前作では冷静に上手くセルゲイを手玉に取っていた三条と、それを分かって良いように振り回されている <br />セルゲイでしたが、ある事情により取引として三条を抱くことになってから、セルゲイの猛攻撃が始まります。 <br />また、三条視点でのセルゲイとの出逢いも上手いこと盛り込まれているので、 <br />三条の心の移り変わりがよく描かれていると思いました。 <br />個人的に作品としては、直情的な皇帝とすんなり受け身の冷泉院より、大人の駆け引きが際立つ今作の方が好みです。 <br /> <br />Hシーンに関しては、前作の方が道具を使ったりしてエロ度としては高かったように思いますが、 <br />セルゲイと三条はそういう意味ではノーマルなHでした(でも大人ならではの展開です)。 <br />ちょっと切ない部分もあります。 <br /> <br />次回作(また主役カップルは変わりそうですが)の予定もあるそうなので、そちらも楽しみです。

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