本書はデータ分析を緻密に行い、さらに手作業による選定により学習効率を考慮して作成されました。 <br />数ある英単語集の中にはデータ分析を謳っているものは数多くありますが、 <br />この本は参考にした文献において実際にはどのような意味で使われているかを考慮して編集されています。 <br />そのため、この本を使っていると辞書の中では２，３番目に来る意味であり <br />辞書を引いても１番目の意味だけを覚えている人には盲点となる事がしばしばあるでしょう。 <br />また、レイアウトも非常に見易く、時間の無い時はミニマルフレーズだけを見直すだけでも良い復習となるので使い勝手がいいです。 <br /> <br />英単語集は大きく分けて２つに分けられると思います。 <br />一つは本書のように単語を一つ一つ載せているタイプで、もう一つはZ会が出版しているような文脈で覚えるタイプ。 <br />好みは人それぞれだと思いますが、その中で前者のタイプの英単語集としては現時点で一番の出来だと思います。

私は現在大学2年で、実際に使ったのはver.2になる前です。 <br /> <br />高校時代、学校は速読英単語を勧めていましたが、長文を読みながら覚えるというのができず挫折。 <br />塾はDuoとシステム英単語を勧めていたので試しにDuoで覚え始めましたが、分量の多さに圧倒されてなかなか進まない… <br />最後の頼み、システム英単語を購入、始めてみると…覚えやすいではないですか。 <br />まず難易度ごとに分けられているのが嬉しかったです。受験に絶対出ないような超マイナー単語を相手にしなくていいので。 <br />そしてミニマル・フレーズ。よく、「単語はそれ単体の意味だけ覚えてもダメ」なんていいますが、かといって1文を覚える必要は無いわけです。単語の前後最小限のフレーズだけを覚える、なんて効率的なのでしょう。受験は効率が勝負ですからね。 <br />また、『辞書では2番目、3番目に置かれてるけど、実際はよく使われる意味』が書かれているのもすごく役立ちました。問題を解いていると本当にその意味ばかり出てきました。 <br /> <br />どの単語集でもいいところはありますし、得意な人は何を使ってもできてしまうものです。 <br />でも私のように暗記はイマイチ苦手という人は、シス単で効率化を図ってみてはどうでしょうか。