誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 みんなこんな本を読んできた 誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論
 
 
  ●トップページ   ●研究員紹介 ●研究所規則 ●著作権・免責・リンク ●掲示板 ●更新情報
仕事関連

▼お仕事のご依頼

執筆、取材、講演のお問い合わせはこちらからお願いします。

▼広告のご依頼

MM-Labo.com内への広告のご希望はこちらからお願いします。

誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 ( ドナルド・A. ノーマン 野島 久雄 D.A. ノーマン )

デザイナーのみならず、 <br />あらゆる人に読んで欲しい本です。 <br /> <br />要は「相手に対する思いやり」。 <br /> <br />カッコいいデザイン、商品、サービスも、 <br />相手を満足させなければ、ただのゴミである。 <br /> <br />賞なんて関係ない、権威も意味が無い、 <br />逆にそういったものがある人は、 <br />余計なプライドが先行してしまい、 <br />独りよがりのデザインや企画で終わってしまう。 <br /> <br />いかに自分を目立たせずに、 <br />相手の利を考えることができるかどうか。 <br /> <br />自我との戦いに勝たない限り、 <br />いいデザイン、企画、サービスは生み出せないのである。 <br />

読んでみてわかる。「誰のためのデザイン?」というタイトルが全てを物語っている。 <br /> <br />筆者は「道具の心理学」という視点で、わかりやすく「モノ」中心で書き綴っているが、小生は職務がら違う視点で読ませて頂いた。 <br />「デザイン」とは、伝える側の思いを伝えたい相手に伝える手段。そう考えるのは小生だけであろうか? <br />なかなか想いが伝わらないと歎いている経営者や経営スタッフの皆さんは、どのようにお思いだろうか? 何故想いが伝わらないのか? 方針が浸透しないのか? なぜ・・・? <br />誰のためのデザイン? という問い掛けで気づきはないだろうか?  <br /> <br />この本は、CS(お客様満足)経営、ES(社員満足)経営の手引書とも感じた。初版は1990年と古いので、事例は古いし後半は少しくどいかな?とも思ったが、経営者にとっての良書であることには誰も異論を持たないと思う。 by YS

昨今,「“いかにその製品を格好よく見せるか”が優れたデザインか否かの分かれ目」という曲解が顕著であるが,この本は,“使い勝手のよい製品こそデザインに優れている”という本来の意味でのデザインを認知心理学の手法をとりながら,実に明快に論じている.ノーマンのデザイン論からすると,コンピュータは(最近のマシンやソフトは随分ましになったが),まったくデザインがなされていないことになる.まして,コンピュータで学習を行うなどというeラーニングにおいては,コンピュータやインタフェースのデザインなどという概念がさらさらないということがよくわかる.複雑な制御システムや新しいアルゴリズムを埋め込んだラーニングシステムを考える前に,学習者のユーザビリティやインタフェースデザインを研究者は考えるべきではないか,と思うのだが.

誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 ↑ご購入はこちらからどうぞ。
誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論&nbsp;「…私は引いて開けるドアを押してしまったり、押して開けるドアを引いてしまったり、横に滑って開くドアに正面から突っ込んでいってしまったりする…」 <br>&nbsp;&nbsp;&nbsp;これは、本書の冒頭で語られる著者の失敗のひとつである。こうした失敗を、普通の人間なら単なる自分の「ついうっかり」として見逃してしまうところなのだが、著者は見逃さなかった。それは彼が認知科学者として数多くの産業事故の研究を行い、多くの事故が人間による操作ミスの一言でくくられてしまうことに疑問を持っていたからである。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;著者ドナルド・A・ノーマンは、認知心理学者であり、ヒューマンインタフェース研究の草分け的存在だ。そして本書は、電話機、パソコン、蛇口、コンロなど、私たちの身の周りにある道具と人間の関係を真剣に考える、道具の心理学の本である。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;新技術を使った道具についていけなかったり、すぐに使い方を忘れたり、間違えてしまったりするとき、私たちは使えない自分を責め、恥じ入ることが多い。しかし、その態度は間違いであり、原因は道具のデザインにある、と著者は主張する。 <br>&nbsp;「デザイナーは、起こり得るエラーが実際に起こることを想定した上で、そのエラーが起こる確率と、エラーが起こった時の影響が最小になるようにデザインしなければならない…」 <br>&nbsp;&nbsp;&nbsp;この発想こそ、現代ヒューマンインタフェースの根底にあるユーザー中心のデザイン原理であり、本書はこのデザイン原理について一般を対象に初めて語られた代表的著作である。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;本書では、まず身の回りにある道具にどのような問題点が隠されているかを考察し、道具を使う人間についての行為や知識に関する認知心理学的な分析を行う。さらにユーザーにとって良いデザインとは何か、なぜデザイナーは良いデザインができないのか、と分析を進め、これらを踏まえた上で、ユーザー中心のデザインの7つの原則を提案する。 <p>&nbsp;&nbsp;&nbsp;学術的には高度な内容であるにもかかわらず、その語り口調は軽快でわかりやすい。本書自体、大変ユーザーフレンドリーなのである。すべてのデザイナーにわかってもらいたい。そうした彼の考えが貫かれた1冊だ。(松本浩二)
管理人の書評: 僕はこんな本を読んできた。 はこちらからどうぞ。
| ビジネス・経済 | 金融・経営 | 漫画・アニメ | 文学・評論 | 科学・技術 | 人文・思想 | アート・建築・デザイン | 社会・政治 | ノンフィクション | 新書・文庫 | 旅行ガイド | ホビー・スポーツ | エンターテイメント | タレント写真集 | 歴史・地理 | 医学・薬学 | 資格・検定 | 暮らし・健康・子育て | 語学・辞典 | 参考書・受験 | 子供向け | 楽譜

誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論