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本当は恐ろしいグリム童話 ( 桐生 操 )

ここまで売れた本に、今更付け加えるものもないという気もするが。残酷さやエロティシズムといった面にばかり気をとられ、つい見逃してしまいがちだが、当時の社会状況を背景に、人間の愛やエゴや憎しみの本質がリアルに描き出されている。童話のシンプルなストーリーのなかにはもともと、このように様々な読み取り方が出来る要素があるのだと思う。目からうろこが落ちるような思いにさせられた。

題名と内容があってない。 <br />『本当は恐ろしい』とか言っておきながらグリム童話の原典とはまったくの別物。 <br />グリム童話をモチ−フにした作者の創作で、大衆受けを狙った内容の薄っぺらな俗本。 <br />読むだけ時間の無駄で、グリムに関心があるなら普通に岩波や新潮文庫あたりの原典を読んだほうがいい。 <br />このような程度の低い本が、優れた原典よりもてはやされているのは残念なことだ。

 グリム童話は本当は怖い話であったり性的な話であったりするというのをよく聞く <br />ので、興味を持ってこの本を手に取った。 <br /> で、この本は確かに物語としてはおもしろいと思う。 <br /> <br /> ただし、この本を読んでいて、どこまでが歴史的にちゃんと資料をさかのぼったも <br />のを再現していて、どこからが作者の創作なのかがよくわからなかった。 <br /> 作者自身も述べているように、精神分析家たちの(勝手な)解釈に沿って、作者が <br />(”本当は”どういう話であったかに関わらず)創作した部分がかなりある(大半?)。 <br /> <br /> 各話の末に、簡単な解説があるが、自分としてはこの解説をもっと増やして、ペー <br />ジ数の1/3か1/4程度を、歴史的に”本当は”どういう話であったのかを詳しく紹介し <br />てほしかった。 <br /> <br /> お話として読むなら恐らく楽しめるものだと思うし、自分も熱中して読めたが、知 <br />的探究心が強く、ある程度学術的な面や文学として童話の成り立ちなどに関心がある <br />人には、あまりお薦めではないと思う。 <br /> 題名としては、「本当は恐ろしいグリム童話」というよりも、「恐ろしく改変して <br />みたグリム童話」が適切だと思う。 <br /> <br /> 白雪姫やシンデレラは誰でも知っているのでおもしろかったが、青髭やネズの木と <br />いったあまり普通の日本人にはなじみのない話があるのがちょっと残念だった。 <br />

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