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算法少女 ( 遠藤 寛子 )

ジュブナイルですが、大人が読んでも十二分に面白い本です。ちくま学芸文庫なんていう格調高いけど地味な文庫に入っちゃってますが(もちろんそれだけの価値のある本だから、ですが)出来たらライトのベルの棚に置いて若い奴に読ませたいですねえ。こういう形でも良書が復活するのだから、まだ日本も捨てたもんじゃないですねな。趣味で算法を町医者の父から習っていた少女の人生が、ちょっとしたことで歯車が回り始める、という話ですが、ただの町人に過ぎない彼女が、自分の才能だけを足がかりに身分や権威と渡り合うのは小気味好いですね。数学の話ですが、特に難しいということは無いので(もちろんピタゴラスの定理とか理解してればなあ、とは思いましたけどね)どなたにも楽しめると思います。 <br /> <br />

簡単に言えば、ただの少女が、ご立派な権威の作ったものの算数的な誤りを見つけることからこの話は始まる。 <br />別に何に後ろ盾も無い少女が、そこからとんとん拍子にというか、自分の頭脳だけを武器に進んでいく姿は、本当に面白い。 <br />一気に読みました。 <br />別に難しい内容は特に無く、上手い具合に噛み砕いてそこら辺は書かれてた。

 1973年に刊行され、一度は増刷中止となり、今回は待望の復刊だそうだ。この本を副教材として扱っていた数学の先生も少なくなかったらしい。帯には、「江戸時代にも算数好きの女の子がいた!和算の世界へいざなうジュニア歴史小説」とある。 <br /> 行間が広く、まず読みやすい。「なんで算数や数学を勉強しなきゃいけないの?」と思っている算数・数学嫌いの小中学生、逆に算数・数学大好きの子どもたちにもぜひ読んでほしい。 <br /> 生活に必要で夢中になって算法を学ぼうとする貧しい子どもたちや、その子どもたちに教えながら、武士と対等に算法で勝負する少女おあきの姿は、とても爽やかである。 <br /> 脇役として登場する大名、武士、俳諧人、医師、数学者、町の老若男女たちも、十分読者を楽しませてくれる。関孝和の流派と上方算法との対決も見所の一つである。

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