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一般相対性理論 ( P.A.M. ディラック Paul Adrien Maurice Dirac 江沢 洋 )

この本は簡潔であることがやたら賞賛されているが、 <br />この内容をこの分量にまとめるのは実際大して難しくない(この本を手本にしなくても)。 <br />元々、入門的一般相対論の本の半分近くを占める微分幾何の初歩は、数学の教科書から直接抜き出せばこの程度の分量も無いのである。 <br /> <br />むしろ現代的に価値がある点は、他の本ではおざなりにされがちなエネルギー運動量テンソルや正準形式について詳しく論じていることだと思われる。 <br />特に和書でエネルギー運動量テンソルをここまで理論ベースで詳しく解説した書は現在絶版となっていない物の中では本書以外に無い。

この教科書は70年代に出版されたものだが、入門書としての価値は今日においても変わらない。80年代以降に出版された教科書に、少なからぬ影響を与え続けてきたと思われる。 <br />この本は大きく二つの部分からなる。前半はブラックホールを目標とし、後半は変分から探る重力場方程式の性質と重力波である。説明は簡潔にして要を得ている。計算過程は丁寧であり代数的処理が多い。難しく感じる箇所も、前後をよく読めば必ず自力で解けるようになっている。公式の導出法もちゃんと説明されている。特に、後半部分の擬テンソルや重力波の説明は秀逸である。ただ、星の構造や宇宙論の話題は省かれている。30年前の本という時代の制約もあったであろうが、著者の慧眼も感じさせられるところである。時間の限られた一会社人間にとり、この教科書は本当に得がたい一冊である。過去に、入門書と銘打ちながら専門家用の本が出たことがあったが、天才デイラックの功績は入門書のありかたにも及んでいる。

Diracの「一般相対性理論」が文庫本になりました! <br />一般相対論が簡潔に&余すところ無く記述されています。 <br />正に「エレガント」の一言に尽きます。 <br />学生時代にDiracの「The principles of quantum mechanics」を読んで、 <br />その数学的美しさに圧倒された記憶まで甦ってきました。 <br /> <br />元々数学的美しさに彩られた「一般相対性理論」をDiracが解説するのですから、 <br />美しくないはずがありません。 <br />「The principles of quantum mechanics」共々、絶対的にお勧めします!

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