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百姓から見た戦国大名 ( 黒田 基樹 )

北条氏に多くの資料があったためだろうが、北条氏の統治地域の事情が多く語られている。当時の日本の中心であった近畿〜美濃〜東海あたりの資料が発掘されればもっと多くの事柄が想像できたと思われる。 <br />このあたりの新資料が発掘・発見された時に改めてこの著者には書いてもらいたいものだ。

この本、面白いです!! <br />戦国時代といえば、戦国大名の群雄割拠の時代ってイメージが強かったのですが、そのイメージが一変します。 <br />例えば、武田信玄の父信虎の追放の話も、単なる親子喧嘩ではなくて、「深刻な飢饉状況のなか、信虎は有効な打開策をこうじていない、と判断され、人々は「世直し」を強く求めた。」(P27)追放であったということに驚きました。 <br />そして、戦国時代の村は領主に脅され無理やり税金を取られた弱い村ではなかった。 <br />村が領主に年貢を納めるのは、領主が村の安全保障を担っていたからであり、「領主失格」となると村側から主従関係を破棄していたとは・・・・。 <br />領主より、村の側に主体性があるとは、びっくりーーー!! <br /> <br />戦国時代に興味がある方、是非お勧めです。 <br />読んだあとに、戦国時代のイメージが一変します!! <br />

たとえば「あかみち」といのがある。公図といういわば現代の検地みたいな地図に、地番のない土地が縦横無尽に通っている。昔のあぜみちのなごりだ。本書で描かれる時代においては「村」が管理していた貴重な共有地であった。しかし、中央集権が進められる中、これらの村の共有財産は水路とともに国の所有とさせられた。 <br /> <br />しかし、村の名残は水利権組合から、市町村の意思決定にまで実によく残っている。現代の民主主義から地方自治が成り立っていると思ったら大間違いだった。 <br /> <br />戦国時代というよりも現代の見方が変わる一冊だ。

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