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世界が変わる現代物理学 ( 竹内 薫 )

 竹内さんは多分、日本版のデビッド・ピートか<br>デビット・ボームを目指しているんだと思います。<p> 理論物理学の最先端から精神世界や、東洋の宗教の<br>研究に深く足を踏み入れた人は少なくありません。<p> 色即是空、空即是色・・・これって物理や数学で言う<br>双対性でしょ。<p> この本が<br>なんか宗教本みたいですが、竹内さん流の最新トピック<br>の採用方法により、物理の最新手法の具体的メモ書きの<br>ようになっているんです。今話題になっている、量子重力理論をスピンネットワークで<br>実現しようとする方法ですが、肝心のスピンネットワークの<br>具体的手法が簡単に書かれた和書が殆どありません。<br>この本にはサイエンティフィックアメリカンに載った<br>リー スモーリンの解説をベースに概略が説明されて<br>います。<br> マイケルグリーンさんの本を読まれた方は、何か<br>おかしいと気付かれたはず。<br> マイケルグリーンさんはプランク長以下の時空は<br>カラビ・ヤウ多様体で表現できるとして自論を展開して<br>います。そうすると、スピンネットワークの話と全然違う<br>ように見えるわけです。<br> 同じものを別の数学的手法で見ている可能性というのが<br>ここでも考えられるわけです。<p> サイエンティフィックアメリカンを読みそこなった<br>人は是非この本を見て下さい。<p> 

これまでにも、多くの、初学者あるいは文系人間向けの現代物理学の解説書があった。なかには優れたものも少なくなかったが、本書は、きわめて秀逸である。相対論と量子論が柱になっていることは周知のこととして、本書の特徴は、物理学の進歩によって、「モノ」あるいは「世界」の見方が根本的に変化してきていることを明らかにしている点であろう。このことは、文系人間にとって、ちょっとした驚きである。なぜなら、ニーチェやフッサールやハイデガーを嚆矢とする、いわゆる「ポスト実証主義」の流れと、相通じるものがあるからである。本書が、現代物理学の「思想」を明らかにしてくれたことで、文理の区別が相対化されているように思う。その意味で、非常にスリリングな著作であると思う。

スマナサーラ長老はその著書のなかで、あえて言うならばテーラワーダ仏教とは宗教でも哲学でもないと語っておられます。<br>そしてそれらよりむしろ、仏教は科学に近いものであると指摘されています。<br>ですからテーラワーダ仏教徒にとって現在の科学、とりわけ数学や物理学の成果を学ぶことは、科学的なものの見方を身につけるためにも大切な作業であるといえるでしょう。<br>しかしながら、現代の最先端の数学・物理学は非常に複雑化しており初心者が容易に理解することは困難です。<br>物理学の初心者に現在の物理学者の目から見た世界像を伝える、そんな難題に挑んでいるのが本書です。<br>そしてその試みはおおむね成功しているように思われます。ループ量子重力理論、スピンネットワークなど、テーラワーダ仏教を理解するうえで役にたつコンセプトが盛りだくさんです。<br>テーラワーダ仏教徒で物理学好きの皆さんに本書を推薦いたします。

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